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「板門店勤務時、北朝鮮軍人たちの帰順助けた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



「北朝鮮は半世紀前と同じく惨めですね。韓国がおびただしく発展したということ思えば北朝鮮政権は一言で無惨です」--。

54年ぶりに北朝鮮を訪問したハンス・ジボさん(79)は「平壌の雰囲気は身の毛がよだつほどに冷ややかだった」と話す。中立国であるスイス人の彼は1956年1月から10カ月間、中立国監視委員会(NNSC)将校として板門店韓国管轄地域で勤務した。ジボさんは今月6~10日、北朝鮮訪問を終えてソウルを訪問し、17日、板門店韓国管轄地域を訪問し、帰国した。スイス連邦議員5人が含まれた訪朝団は平壌、開城、妙香山、板門店などを視察した。


ジボさんは「金日成・金正日銅像など宣伝物は豪壮な一方、北朝鮮住民たちは食べ物もなくて苦労するのを見ると理解できない」とし「現状維持にとらわれすぎる北朝鮮指導層を見ると、あと一世代経っても南北統一は難しいという印象を受けた」と述べた。それとともに「韓国が半世紀ぶりに世界で類のない超高速成長をしたことを見ながら板門店で過ごした時間が誇らしかった」と述べた。

最も記憶に残ることとしては56年夏、北朝鮮軍の米軍航空機撃墜事件を挙げた。ジボさんは「後で北朝鮮軍は板門店を通じて航空機の残骸と操縦士の遺体を返還した」とし「無惨なことだった」と語った。

「板門店勤務後、韓国のニュースなら何でも関心をもって見ている」とし「スイスメディアが天安艦沈没事件に対して詳しく報道しているのでよく知っているが、韓国の指導層と国民は賢明に対処してほしい」と話した。





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