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【コラム】韓日中でプライドを掲げて力比べする時ではない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
第2次世界大戦以後東北アジアが平和を維持することができたのは米国の戦略が奏功したからだ。韓国戦争が第3次世界大戦に広がらず「局地戦」で終わることができたのも米国の戦略的選択のおかげだった。

米国の北東アジア戦略の核心は侵略戦争を起こした日本を武装解除させる代わりに日本の領土に大規模米軍兵力を駐屯させることだった。日本の軍事的再浮上を根本的に遮断して、もう一方では共産国家である中国とソ連の脅威から日本を保護するためだ。また韓国にも大規模軍事力を維持することで北朝鮮の再南侵の試みをあらかじめ防止し、自由陣営と共産陣営間の緩衝地帯を構築した。

その結果、日本は太平洋戦争の廃墟の上で目覚ましいスピードで経済再建を果たした。世界2位の経済力と多国間外交を通じてアジアの強大国に再浮上した。韓国も米国が提供する「安保の傘」の下で果敢に国防予算を削減して経済の道にまい進した。


正常化を通じてベトナム戦争から撤退する一方、ソ連を牽制できる戦略的構図を構築することに成功した。中国の立場でも米国との戦略的提携は有益だった。国内的には文化大革命に代表される政治混乱に終止符を打ち、改革・開放路線を揺らぐことなく推進し、経済を追求できた。

結果的に韓国、日本、中国はすべて米国が提供してくれる安保環境のおかげで驚異的な経済を成しとげられた。問題は経済力伸長に成功した3カ国がすべて既存の安保環境に不満を持って自主的な軍事力強化に拍車をかけ始めたという点だ。







【コラム】韓日中でプライドを掲げて力比べする時ではない(2)

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