中央日報が国内メディアでは初めて主催する「今年の車」(Car of the Year:COTY)最終候補10モデルが16日に選ばれた。 今月29日から開催される釜山(プサン)モーターショー期間中に決選投票を実施し、最終候補モデルの中から「カー・オブ・ザ・イヤー」を最終選定する。 「カー・オブ・ザ・イヤー」は米国・日本・欧州など約30カ国で権威ある自動車賞として定着している。 国別に選ばれたカー・オブ・ザ・イヤーを見ると、各国の自動車トレンドを読み取ることができる。
◇カラーが違う米国・日本・欧州の「今年の車」=韓国で「カー・オブ・ザ・イヤー」への関心が高まったのは、現代(ヒョンデ)自動車の「ジェネシス」が09年に国産車としては初めてデトロイトモーターショーで「北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞してからだ。 自動車の本場の米国で、アジア企業の大型乗用車が「カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは初めてだった。
「2010北米カー・オブ・ザ・イヤー」の乗用車部門では、フォードの「フュージョン・ハイブリッド」が中型車では最も優れた燃費で受賞した。 トラック部門ではフォードの「トランジット・コネクト」が広い室内空間で好評を受けて受賞した。 両部門ともフォードが選ばれたことで、フォードの復活を知らせる信号弾という評価が出てきた。 中央日報の「カー・オブ・ザ・イヤー」最終候補に挙がったフォード「トーラス」も、昨年のロサンゼルスオートショーで「カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている。 安定感とそれにふさわしい走行性能が特徴だ。
昨年11月、日本の「2010カー・オブ・ザ・イヤー」にはトヨタの「プリウス」が選定された。 トヨタの環境にやさしく未来志向的なハイブリッド技術が好評だった。 日本市場で販売されている輸入車のうち、最も高い点数を受けて「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」になった車はフォルクスワーゲンの第6世代「ゴルフ」。 「プリウス」と「ゴルフ」はともに中央日報の「カー・オブ・ザ・イヤー」最終候補に含まれている。
欧州では欧州企業が生産したディーゼル車が人気だ。 欧州自動車雑誌連合が選定する「2010年カー・オブ・ザ・イヤー」には、フォルクスワーゲンの小型車「ポロ」が選ばれた。 英国の権威ある自動車雑誌「What Car?」の「2010カー・オブ・ザ・イヤー」には、プジョーのSUV(スポーツタイプ多目的車)「3008」が選ばれた。 プジョー「3008」はイタリア自動車記者連合が選定する「2010オート欧州賞」も受賞した。 ガソリン直噴射FSIエンジンを搭載したアウディ「A4」は、ドイツ最高の高級車雑誌「アウト・モトール・ウント・シュポルト」が選定する「2010ベストカー」になった。
北米はフォード、欧州はフォルクスワーゲン、日本はトヨタが強者(2)
【今日のイチオシ記事】
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昨年11月、日本の「2010カー・オブ・ザ・イヤー」にはトヨタの「プリウス」が選定された。 トヨタの環境にやさしく未来志向的なハイブリッド技術が好評だった。 日本市場で販売されている輸入車のうち、最も高い点数を受けて「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」になった車はフォルクスワーゲンの第6世代「ゴルフ」。 「プリウス」と「ゴルフ」はともに中央日報の「カー・オブ・ザ・イヤー」最終候補に含まれている。
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