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「韓中FTAを検討すべき」 …李大統領が初めて公式指示

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



李明博(イ・ミョンバク)大統領が「韓中自由貿易協定(FTA)問題を検討するのがよい」と述べた。

李大統領は20日午前、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で国務会議を主宰し、「中国が速いペースで成長し、市場環境が急激に変わっている。韓国も変化する状況に能動的・効果的に備える必要がある」とし、このように語ったと、パク・ソンギュ青瓦台報道官が伝えた。大統領が公式的な席で国務委員に韓中FTAを検討するよう指示したのは今回が初めて。


実際、韓中FTAはすでに以前から両国政府が‘検討中’だった。04年に両国が民間共同研究に合意した後、05-06年に研究機関を前面に出しながら接触してきた。07-08年には5回にわたり産官学共同研究を行った。

08年6月に北京で開催された最後の第5回会議以降進展がなかったのは、韓国側の敏感品目である農産物で隔たりがあったからだ。韓国は農産物開放の敏感性を共同研究報告書に反映することを望み、中国は後ほど交渉することを希望した。

遅々として進まなかった韓中FTAの議論に弾みがつくことになったのは2つの要因からだ。まず中国の内需拡大政策で中国市場が拡大したが、韓国のデジタルテレビなど一部の品目のシェアはむしろ落ちた。競争が激しくなったのだ。さらに台湾が中国との経済協力協定(ECFA)締結を控えている。

2つ目は、韓米FTAが年内に米議会の批准を受ける可能性が低いという点だ。こうした状況で中国とのFTA交渉は米国に対する圧力になるとも考えられる。



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