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脱北者への尋問で工作員と明らかに…発覚後に自殺図る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 今回拘束された工作員のキム・ミョンホ、ドン・ミョングァン両容疑者は第3国を通して脱北者に‘身分洗濯’する手法で国内に侵入した。陸路や潜水艇を利用した侵入が難しくなったことで、北朝鮮がこうした侵入方法を選択していると、公安当局は分析している。

キム容疑者とドン容疑者はは昨年11月、北朝鮮人民武力部偵察総局のキム・ヨンチョル中将から黄長燁(ファン・ジャンヨプ)元秘書殺害指示を受け、タイを経由して韓国に入った。2人は「キム・ミョンサム」「ファン・ミョンヒョク」という仮名を使った。またスパイ容疑を受けないために無線機や工作金を所持していなかった。

こうした方法でキム容疑者は今年1月に、ドン容疑者は2月にそれぞれ入国した。タイで脱北者と確認された場合、本人の意思を尋ねた後、韓国に送る点を悪用したというのが、国家情報院側の説明だ。


韓国入りしたキム容疑者らは国家情報院合同尋問センターで調査を受ける過程で成長の背景を語ったが、従来の脱北者のデータと異なる点が確認されたため、追及を受けることになった。2人は偽装脱北者であることを否認していたが、後に黄長燁元秘書暗殺指令などを明らかにしたと、検察は伝えた。

2人は国家情報院で、「黄長燁の親戚という理由でこれ以上昇進できず、韓国行きを選んだ」と脱北の理由を語ったという。しかし2人は偽って話した人的事項と出身地域が同じ脱北者との対面尋問で偽装が明らかになると、指令を受けて入国したことを述べ始めた。

検察関係者は「キム・ミョンホは尋問センターで自害を試みた。今も自害のおそれがあるので24時間公安機関の職員らが監視している」と述べた。



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