三星電子がアイフォーンとの競争で苦戦するのは当然かもしれない。 ショートトラック（ハードウェア）に集中してきた選手（三星電子）がフィギュア（ソフトウェア）ですぐに好成績を出せるはずがない。 アップルは創社後、マック、ｉＰｏｄから最近のｉＰａｄまで３３年間にわたり、創造的なアイデアとソフトパワーで勝負してきたフィギュア選手だ。 しかし携帯電話市場でもハードウェアでなくソフトウェアが競争力の源泉の時代になった。 アプリケーション市場を結合した感性機器アイフォーンがいつの間にか市場支配者に浮上した理由だ。 その間、高品質の製品を適時に出してグローバル市場を開拓してきた韓国企業にとっては新しい挑戦だ。

このように状況が変わると、三星電子は「韓国の強み（ハードウェア）を最大限に生かし、他社の強み（ソフトウェア）を全幅的に受け入れる」という戦略で、急いで「ギャラクシーＳ」を開発した。 ４インチのＡＭＯＬＥＤなど三星のハードウェア技術力を総動員したが、ＯＳは独自で開発した「パダ」（ｂａｄａ）ではなくグーグルの「アンドロイド」を採択した。 入力方式も従来の感圧式（指の圧力で作動）からアイフォーンと同じ感度の良い静電式（電流で作動）タッチスクリーンを導入した。 滑らかな表面で名品にふさわしいデザイン、主要メニューが表示されて簡単に作動できる初期画面もアイフォーンを連想させる。 「ギャラクシーＳ」が携帯電話強国の名声を取り戻すかが注目される。

三星のスーパースマートフォン、アイフォーンコンプレックスから脱するか（１）

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