三星（サムスン）電子は先月末、米ラスベガスで開催された「移動通信展示会」（ＣＴＩＡ）でスーパースマートフォン「ギャラクシーＳ」を公開した。 申宗均（シン・ジョンギュン）社長は「世界スマートライフ時代を率いる名品」と紹介した。 米アップル「アイフォーン」の対抗馬といわれるグーグルの「アンドロイド」基本ソフト（ＯＳ）を採用した。 ４インチ（１０センチ）超高画質ＡＭＯＬＥＤ画面と１ギガヘルツの超高速プロセッサーも搭載した。 世界最高レベルの情報技術（ＩＴ）と部品の結晶体だ。

早ければ来月末から米国で販売される「ギャラクシーＳ」を手にする機会を得た。 通話・インターネット・文書など基本機能はもちろん、音声認識や位置情報など先端モバイルサービスがそろっている。 アイフォーンに比べて何か劣るという評価された「オムニア２」の限界を超えたスマートフォンだった。 米ＩＴメディアのシーネットは動画像試演を通して「ギャラクシーＳ」を「卓越している」（ｅｘｃｅｌｌｅｎｔ）と評価した。 高性能は基本で、画面が大きく開かれた印象を与え、薄くて軽い、という称賛まで付け加えた。 厚さが９．９ミリ、重さが１１８グラムと、アイフォーン（１２．３ミリ、１３５グラム）よりも薄くて軽い。 １秒当たり９０００万回のグラフィック処理速度は従来のスマートフォンの最高１２倍にのぼる。 製品名の「Ｓ」はスクリーン（超高画質大画面）・スピード（超高速処理装置）・ソーシャルネットワークサービス（ＳＮＳ）を象徴しているという。


「ギャラクシーＳ」はアイフォーンに似ているという評価だ。 スマートフォンでも‘エニーコール神話’を継続するためにライバル商品を集中的に研究したからだ。 フィンランドのノキアに続き世界２位の携帯電話会社（昨年シェア１９．５％）になった三星電子は、成長を続けるスマートフォン市場では５位（シェア３．７％）という成績だ。 「オムニア２」はマーケティング支配力がある内需市場で半年間に６０万台を販売し体面を保ったが、国内市場で４カ月間に５０万台を販売したアイフォーンの勢いが印象的だ。



三星のスーパースマートフォン、アイフォーンコンプレックスから脱するか（２）

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