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また出た。今度は満塁ホームランだ。連日の猛打だ。クリーブランド・インディアンズの秋信守(チュ・シンス、28)が生涯2度目の満塁ホームランを放ち、チームの4連勝に貢献した。目標の30-30(30本塁打-30盗塁)も十分に可能だ。
秋信守は19日(以下、日本時間)、プログレッシブフィールドで行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に3番・右翼手で出場し、2回裏の満塁ホームランを含む3打数2安打5打点と大活躍した。打率は3割5分0厘まで上がった。
最初の打席から打撃感覚はよかった。秋信守は1回裏、無死一、二塁のチャンスでチームの先取点を挙げた。初球のストライクと2球目のファールでボールカウント2-0と追い込まれたが、相手先発フロイドの高めの直球をたたき、右翼手の左側に落ちるヒットにした。7試合連続安打で、グルジラネックの適時打で生還した。
秋信守は2回、無死満塁の場面で打席に入った。初球は外側直球のボール。秋信守はフロイドの2球目のスライダーが高めに来ると、これを力強く引っ張り、右翼スタンドに運んだ。今季4号ホームランで、メジャーデビュー後2本目となる満塁ホームラン。
秋信守は「スライダーを狙ったわけではなかった。ボールをよく見ることを心がけていて、うまくスイングができた」と振り返った。満塁ホームランは4年ぶり。秋信守はシアトルからクリーブランドに移籍してから5試合目となる06年8月4日のボストン戦で満塁ホームランを放ち、強烈なインパクトを残した。
今季の打点は12に増えた。4回は四球で出塁し、7回は二塁ゴロだった。9回表、無死一、三塁の場面では、ベッカムの打球をダイビングキャッチした後、素早くホームに送球するプレーでタッチアップを防ぎ、ホームファンの拍手を受けた。
秋信守のチーム内での地位を固めている。16日のテキサス戦では連敗を断ち切る逆転決勝ホームランを放つなど、最近の4連勝のうち3度も決勝打をマークしている。打率・打点・本塁打のほか、盗塁・出塁率・四球など攻撃全部門でチーム1位。アメリカンリーグ全体に範囲を拡大してもすべて10位以内に入る。先週の6試合で19打数11安打3本塁打11打点をマークし、週間MVP受賞も有力視される。
秋信守は「キャンプ中の試合をしている気分」と述べ、負担感がなくなっている点を好調の理由に挙げた。秋信守は「スプリングキャンプではあまり負担がなかった。シーズン開幕後、最初の3-4試合は負担を抱きながらプレーした」と明らかにした。
秋信守の活躍でクリーブランドは6勝6敗となり、中部地区3位に上がった。秋信守は「チームの力になれるのは楽しい。チームの連勝が自分が最も願っていたものだ」と語った。
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