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【海軍哨戒艦沈没】「天安の残骸でないと推定される破片を発見」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件を調査中の民・軍合同調査団は17日、平沢(ピョンテク)第2艦隊司令部に移された艦尾を対象に本格的な調査に入った。

合同調査団の関係者は「17日現在、80種・183点の破片と浮遊物を回収して分析しているが、事故原因を究明できる決定的な物証は確保できていない」と述べた。この関係者は「魚雷または機雷など武器の一部と推定される破片は回収できていないと聞いている」と伝えた。

合同調査団はこれに関し、事件現場で回収した残骸の一部について、国立科学捜査研究所に成分分析を依頼したと、軍関係者が伝えた。この関係者は「破片はほとんど形体を確認するのが難しい状態。天安の残骸とやや違うとみられる破片が見つかり、国立科学捜査研究所に送ったと聞いている」と述べた。また「分析の結果、天安船体の破片でない場合、事件の原因を明らかにする手がかりになる可能性がある」と説明した。


「天安」船体はほとんど鉄で構成されている。しかし船体の構造に重要でない部分は魚雷の材質と似たアルミニウムを使用しているため、破片の精密分析が必要だ。合同調査団は爆発物の残骸が見つかれば、放射線・超音波・非破壊検査(NDT)などで残骸の成分と組織構造を分析し、製作者を捜し出す計画だ。

また艦尾の切断部分に爆薬成分が付いているかどうかも調べる。合同調査団は爆薬が爆発時に秒速1万メートル以上の高速で飛ぶため、艦尾切断部位にその痕跡が残っていると推定している。この爆薬の化学的成分を確認すれば、どこの国の製品かをある程度把握できるというのが合同調査団の判断だ。艦尾切断面の内部亀裂や鋼鉄板の変形状態を非破壊検査などで分析すれば、爆発当時の温度や爆薬の種類も推定できる。

合同調査団は艦尾の構造分析も並行している。「天安」の左舷に衝撃を加えた爆発の強度などで武器体系の種類や爆発規模を推定できるからだ。韓米専門機関がコンピューターシミュレーションなどでこれを分析する。



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