ＧＭ大宇が大宇（デウ）自動車出身の役員を解任することにした。

同社は１６日、柳基俊（ユ・キジュン）技術研究所社長と張東佑（チャン・ドンウ）人事・労務総括副社長を来月１日付で解任すると明らかにした。

柳社長は１９８６年に大宇自動車技術研究所に入社、「ヌビラ」「ラノス」「レガンツァ」モデルなどを開発してきた車体開発の専門家。昨年下半期に社長に昇進し、現在、韓国自動車工学会長を務めている。張副社長は財務・研究開発を除いたすべの部門を総括してきた。後任は来週発表される予定だ。


業界では今回の人事をめぐり、「シボレー」ブランドの導入を進めるＧＭ大宇が「大宇」ブランドと完全に決別し、リストラを推進するための事前の布石という分析が出ている。

ＧＭ大宇は昨年、ニック・ライリーＧＭインターナショナル社長が産業銀行と協力融資について議論し、当時８０人にのぼる外国人役員を２０１１年までに１けたに減らすことを約束したが、韓国人役員を減らすという計画はなかった。