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【海軍哨戒艦沈没】激しく裂けた切断面…魚雷爆発の可能性

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

 15日に引き揚げられた海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の艦尾の切断面は、魚雷または機雷などの爆発物によって鉄板が裂けたような痛ましい姿だった。正面から見た艦尾の切断面は暗い洞窟を連想させた。深さが分からないほどえぐれていた。その他の部分は比較的損傷が少なかった。

全体的には艦艇の左舷の下側で爆発し、「天安」が二つに割れたとみられる。艦尾の切断面は左舷上部の甲板が右舷側よりも上がっていた。爆発物の破壊力が右舷よりも左舷に大きく作用したということだ。艦尾1階の中央には下士官の食堂が、切断面の左側には建造物倉庫が、右側には機関調整室と元士・上士の食堂が位置している。艦艇の内部が各室に分われているため、左舷に爆発力が加わった時、左側により大きな力が作用し、その結果、左舷甲板がさらに大きく突き上がったとみられる。

船体の切断面の下部が陥没しているのは、爆発をともなう衝撃が下側の水中から来たためと解釈される。専門家らはこうした現象について「魚雷や機雷によって発生するバブルジェット現象でのみ表れる」と指摘する。結局、魚雷または機雷が左舷に衝撃を与え、「天安」が沈没したと推定される。初期の爆発によって左舷の下部が貫通し、1.0-1.5秒後にバブルジェット現象で「天安」が上下に数回曲がりながら切断されたと分析される。


これを受け、「天安」沈没の原因は魚雷と機雷に範囲が絞られている。バブルジェット現象を作れる武器は魚雷と機雷、その他の水中爆発物だ。軍当局は「天安」が魚雷によって沈没した可能性を提起している。魚雷が艦艇の船底部分を直撃したり、水中で爆発したりすれば、「天安」の切断と同じ結果が出る。北朝鮮は直撃魚雷のほか、バブルジェットを起こす新型魚雷も保有しているというのが軍の判断だ。

海軍の関係者は「魚雷を発射するには潜水艦(艇)が現場になければならない」とし「ペクリョン島近海は海が浅く流速が速いうえ、水中もよく見えないため、潜水艦(艇)の活動を探知するのはほとんど不可能」と説明した。

軍専門家らは射出型機雷である可能性も提起している。魚雷を円筒の中に収めた射出型機雷は潜水艦(艇)などで事前に設置できるからだ。「天安」がよく通る航路付近の海底に射出型機雷を数日-数十日前に設置すれば、「天安」のスクリューの音を感知して自動で発射できる。「天安」沈没の原因が魚雷や機雷に絞られたことで、北朝鮮との関連性が提起されている。

「天安」艦尾の切断面は左舷(写真で見ると右側)上部甲板が右舷より上がっており、「天安」を沈没させた外部衝撃は左側から加わったと推定される。左舷側から加わった爆発力は、艦艇の隔室壁によって遮断され、右舷上部の甲板には大きく作用しなかったという分析だ(写真1)。「天安」の左舷は上部の甲板が裂けたまま残っているが、その下の船体は逆V字形に近い形で完全に陥没しており、外部衝撃は船体の左側水中で作用したとみられる。これは「天安」が、バブルジェットを起こして艦艇を破壊する魚雷や機雷の爆発によって沈没したことを表している(写真2)。船体の右舷は左舷に比べて陥没が小さい(写真3)。







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