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今季に入って読売ジャイアンツの李承燁(イ・スンヨプ、34)にまだヒットが出ていない。 セリーグ開幕後12試合を消化したが、打率は0.000だ。
李承燁は8日、甲子園球場で行われた阪神戦で7回裏に守備で出場し、9回表の打席で中堅フライに倒れた。 開幕後12打席8打数無安打(4四死球)。
正一塁手の高橋由伸は打率1割9分4厘(31打数6安打)にとどまり、本塁打はない。 しかも安打はすべて短打だ。 高橋はもともとシーズン序盤に調子を上げるタイプだが、過去2年間腰痛に苦しんだせいで本調子でない。 シーズン前に期待された李承燁の‘一塁手奪還’シナリオ通りなっているが、李承燁本人が問題だ。
李承燁は今季、7回以降の代打、守備で出場している。 代打の経験が少ない李承燁は、ベンチに座ったまま打撃感を維持するのに苦労している様子だ。 李承燁は千葉ロッテ時代の04-05年、プラトーンシステムのため左腕投手の場合はラインアップから抜けることが多かったが、代打出場には慣れていない。 不振だった過去2年間も、2軍に落ちるまで先発出場の機会を得ていた。
李承燁と高橋の同時不振を受け、原辰徳監督が一塁手構図を変える可能性も高まっているようだ。 原監督はオープン戦の終盤、李承燁と高橋が期待に及ばなかったため、「左翼手のラミレスを一塁手に起用する予定」と語った。 昨年末から話してきたことを実現するという意志だった。 また日本メディアは、昨年のように外野手の亀井義行がいつでも一塁手に入る可能性があるとみている。
こうした雰囲気の中、日本の夕刊フジは6日、李承燁のトレードの可能性まで提起した。 李承燁は今でも一発の長打力があるため、読売が年俸6億円の一部を負担して他のチームにトレードすれば、李承燁も生かせ、読売も他の選手を獲得できるということだ。 実現の可能性は高くないが、チーム内で苦しむ李承燁の状況を実感させる報道だった。
開幕後、高橋だけでなくラミレス(2割3分5厘、4本塁打)と亀井(1割4分3厘、本塁打なし)の打率も低い。 複雑な競争構図で生き残るために李承燁の一発がいつよりも切実な時だ。
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