日本のDRAM半導体会社エルピーダ(Elpida)メモリーが、三星(サムスン)電子追撃に意欲を見せるほど競争力を高めている。日本の唯一のDRAM半導体会社エルピーダは長い間、世界DRAM市場を主導した韓国の三星電子とハイニックス半導体に大きく差をつけられていた。エルピーダは果敢なスピード経営と技術革新で生産・販売・技術能力を整備し、世界2位メモリー会社のハイニックスに迫ったと、日本経済新聞が7日報じた。
こうした観測は、世界DRAM市場「ビッグ3」の市場シェアの変化が後押ししている。昨年10-12月基準で三星電子は世界市場シェアが3.3ポイント減、ハイニックスは0.1ポイント増だった半面、エルピーダは韓国企業の厚い壁を破って2.5ポイント増となった。この結果、エルピーダの市場シェアが19.4%に増え、ハイニックス(21.8%)との差を縮めた。世界最大の三星電子は32.2%だった。
一時は存廃の危機に陥ったエルピーダの急浮上は印象的だ。エルピーダは、韓国企業に押されて日本DRAM製造会社が事実上崩壊した99年、日立製作所とNECの共同で設立された。その後、シェアが4%台まで落ち、‘枯死’直前の状況にもなった。しかし臥薪嘗胆の末、04年から徐々に上向き、06年からは体力をかなり回復した。
秘訣は果敢な先制投資と規模の拡大だった。韓国企業の‘伝家の宝刀’を逆利用したのだ。エルピーダは三星電子に追いつくという大きな目標を掲げ、台湾企業などに相次いで資本を投資して「日本・台湾5社連合」を構成、生産能力を極大化した。
「ハ䎃ニックス抜いた後は三星」…日本エルピーダが追撃(2)
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