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李明博大統領独島発言報道訴訟…裁判所「事実ではない」棄却

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の教科書に竹島(独島=トクト=の日本名)を表記することに対し、李明博(イ・ミョンバク)大統領が日本側に「待ってほしい」と言ったといういわゆる「MB独島発言」は事実ではないという判決が下った。ソウル中央地方裁判所民事合意14部(部長キム・インギョム)は7日、チェ・スボム氏ら1800人が「李明博大統領発言に対する虚偽報道から国民として名誉と自負心が毀損された」と読売新聞を相手に起こした損害賠償および訂正報道請求訴訟で原告敗訴の判決を下した。

裁判府は青瓦台大統領室長の答弁書と裁判で出た主張などをもとに「李明博大統領は韓日首脳会談の席で独島問題と関連し『今は困る。待ってほしい』という内容のものを言った事実はない」と判断した。2008年7月、日本の外務省の「韓日首脳が独島関連対話を交わしたことがない」という公式発表を認めたのだ。

裁判府はまた「チェ氏らは報道で直接名指しされた人ではない」と「国民として自負心を毀損されたという主張も極めて主観的な判断」としてチェ氏らの請求を受け入れなかった。裁判府はまた「直接名誉を毀損された被害者ではない人が慰謝料を請求するためには被害者と密接な関連がなければならないが、チェ氏らはそうではない」と明らかにした。「被害者範囲を無制限に広げて慰謝料請求資格を認めればメディアの役割と機能が委縮して法の安全性を害する」とした。


読売新聞は2008年7月15日付で「福田当時首相が(日本教科書解説書に)竹島を表記しなければならない」と通告した。それに対し、李大統領は「今は困る。待ってほしいと要請した」という内容の記事を載せた。





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