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今シーズンを控えて日本に進出した韓国女子バレーボールのエース、キム・ヨンギョン(22)は日本で‘JTマーヴェラスの守護神’と呼ばれている。それだけ日本での活躍が目を引いているということだ。
昨シーズン日本プロバレーボールリーグで10チーム中9位(10勝17敗)に終わったJTマーヴェラスは、キム・ヨンギョンが合流してから勢いに乗り、今シーズンは圧倒的1位(26勝2敗)だ。 キム・ヨンギョンは全外国人選手を含めてリーグ得点王(696点)になった。
2-4日にリーグ戦方式で行われた日本リーグ4強プレーオフでもキム・ヨンギョンの活躍が目立った。 キム・ヨンギョンを前面に出したJTマーヴェラスは3戦全勝でチャンピオン決定戦に進出し、初優勝を狙うことになった。 1試合で決まる東レアローズとのチャンピオン決定戦は10日に東京で行われる。 4日の試合後、キム・ヨンギョンに電話でインタビューをした。
◇‘顕微鏡分析’が日本バレーの強み
「日本に来てから技術が大きく向上した。 試合を読む方法が分かったというか…」。自ら選んだキム・ヨンギョンの成功の秘訣は緻密な準備だった。
所属チームは相手のパターンプレーを把握し、相手選手のクセ、主な攻撃コースなどを顕微鏡のように分析する。 そしてキム・ヨンギョンはチームが分析した資料を熟知して試合に臨む。
一方では自分の短所を直すために不断の努力をした。 「韓国では強く打つことしか考えていなかったが、日本に来てからフェイントの比率を増やし、強弱の調節を身につけた」。
初めて経験する‘傭兵生活’はやさしくなかった。 異国の地、分からない言葉による孤独感と攻撃の責任を担うという負担感が重かった。
◇球団・協会・連盟を一つに=キム・ヨンギョンはインターネットで韓国プロバレーボールを熱心に見ているという。
キム・ヨンギョンは韓国女子バレーボールの低迷の原因に国際大会での成績不振を挙げた。 韓国女子代表は04年アテネオリンピック(五輪)本大会で日本を破って以来、対戦成績は1勝17敗を記録している。
キム・ヨンギョンは「練習時間がいつも足りない。 太極マークを付けながら負け続けるのは本当に悲しい。 選手はもちろん球団・協会・プロ連盟が一つになる必要がある。 そうしてもすぐに日本に勝てる確率は50%にならないだろう」と話した。 一緒に練習する期間が短いため、日本のように細かく相手を分析しなければいけないと強調した。
しかし希望はあると語った。 「韓国選手の身体条件が良く、攻撃中心のバレーボールにスタイルが変わっている。 呼吸を合わせれば十分に良い成績を出せる」と話した。
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