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【噴水台】人災

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



2008年9月8日、中国山西省臨汾市襄汾県の新塔鉱山が轟音とともに崩落した。 鉱夫全員が生き埋めとなり、鉱山の下の村全体が土砂に覆われた。 死亡者272人。 中央政府も驚愕した。 徹底調査を指示する。 1次調査の結果は「老朽施設が招いた単純事故」だった。 この偽りを覆したのは「奴隷のように暮らして死んでいった息子を返してほしい」というある老婆の嘆願書1枚だ。 省公安部は中央に報告する。 最高監督機構の中央紀律検査委が動いた。 結局明らかになった真相に中国全国が呆然とする。

「段波元・臨汾市公安局副局長2454万7000元(約40億ウォン)、周杰・元臨汾副市長274万元、張金鳳・元臨汾市吉県書記357万元、張徳英・元臨汾市市場助理104万元…」炭鉱の人権じゅうりん、不法採掘に目をつぶる見返りに役人が受け取った賄賂だ。 新塔鉱山鉱夫の一日の日当はわずか25元(約330円)。 それも相当数は賃金を一銭も受けられずに働く‘奴隷労働者’だった。 新塔惨事は事故ではなく人災、より正確には犯罪だった。


現在、中国西南部は砂漠のようだ。 水不足のためだ。 雲南、貴州、四川、広西、山西地域の6000万人が水を求めてさまよっている。 飲料水の供給が途絶えた人口は少なくとも1800万人にのぼる。 家畜1200万頭が水不足で死んでいる。 収穫をあきらめた耕作地は1万1000平方キロにのぼる。 審計署(監査院)は首をかしげた。 国務院が2006年から3年間、西南地域103県を対象に、19億元(約3150億ウォン)の飲料水施設資金を放出したからだ。 すぐに監査に入った。 4億5000万元が消えた事実を明らかになった。 孫廷容・山西省水利庁副庁長は何と6000万元を流用した。 非常に大胆だ。 結局、水不足は自然災害だが、その被害の一部は人災だったことを確認する。

「天安(チョンアン)」の沈没で国全体が悲しみに包まれた。 もどかしいのは沈没の原因がまだ分からないという点だ。 一つはっきりしていることがある。 大型事件には人災が含まれているという事実だ。 敵の襲撃なら警戒の怠慢が、内部の事故なら管理および規律違反が疑われる。 慌てふためいた事後処理はもう一つの人災だ。 二度と人災が含まれないように徹底した管理規則の遵守と効率的な事前・事後処理マニュアルから作り直す必要がある。

陳世根(チン・セグン)探査2チーム長



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