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現代車、 国内車にも輸出車レベルの安全装置

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 現代(ヒョンデ)自動車が「輸出車に比べて内需車の安全装置を低級仕様にし、国内消費者を差別している」という批判を受け、仕様を補強した新しいモデルを出した。

現代車は、従来のモデルに比べて安全仕様を強化した「ソナタ安全性強化モデル」と「2011年型トゥーソンix」を1日から販売する、と明らかにした。 同社国内営業本部の関係者は「輸出車に比べて内需車の安全装置が劣るという消費者の不満が強まり、安全装置を補強した新モデルを出すことになった」と述べた。

現代車は先月、米国に輸出する「トゥーソンix」の‘アドバンスドエアバッグ’(子どもが座っている場合はセンサーで感知し、衝突事故が発生しても作動しない装置)の異常作動を理由にリコールを実施した。 しかし同じ蔚山(ウルサン)工場で生産する内需車には一般エアバッグを搭載し、国内消費者を差別しているという指摘を受けた。


今回登場する「ソナタ」は、オプションだったサイドカーテンエアバッグをガソリン車の全モデルと障害者用車両に基本仕様として採用した。 これを受け、「ソナタ」は国産内需用の中型車では初めて、車体姿勢制御装置(VOC)とサイドカーテンエアバッグをすべて基本仕様として搭載することになったと、現代車は説明した。 現代車は05年から米国輸出車にこうした安全装置を基本的に搭載してきた。

安全装置を強化したことで、「ソナタ」の価格は従来のモデルに比べて平均30万ウォン(約2万5000円)ほど上昇した。 自動変速機基準で2.0Lモデルが2162万-2850万ウォン、F24GDi直噴射モデルは2866万-2992万ウォン。

2011年型「トゥーソンix」は路面が滑りやすく正常な走行が難しい時、車の安定と接地力を維持する「シャーシー統合制御システム」を全モデルに基本適用した。 このシステムは最高級車の「エクウス」と「ジェネシス」にのみ採用されている先端装置。

さらに従来の2.0ディーゼル4WDX20モデルでオプションだった車体姿勢制御装置を基本仕様に変更して全モデルに装着することで、安全性と走行性能を強化したと、現代車は説明した。

「トゥーソンix」は先月発売された起亜車「スポーティジR」に比べ、安全・便宜装置がやや落ちるという指摘を受けてきた。 新モデルは動力の損失を最小化し、国内SUV(スポーツタイプ多目的車)自動変速機モデルでは最高燃費の15.6キロを実現した。 燃料の消耗を最小化するためにエンジンと変速機、エアコンの出力を制御する「アクティブエコシステム」もディーゼル自動変速機の全モデルに採択した。 このほか、運転席の通風シート、ウェルカムライトなど便宜仕様を追加で採用した。 価格は自動変速機基準でディーゼル2WDが2147万-2791万ウォン。

「アドバンスドエアバッグ」は今回も採用しなかった。 米国で生産する「ソナタ」と輸出車の「トゥーソンix」にはアドバンスドエアバッグが付いている。 現代車商品本部の関係者は「今年の生産量に必要な一般エアバッグをすでに購入した状態であるため変更は難しい」とし「国内法規もアドバンスドエアバッグを規定しておらず、もう少し時間がかかるだろう」と述べた。



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