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グローバル危機を克服した7企業の共通点は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 世界的なビール会社アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は09年10-12月期の売上高が07年同期に比べ100.5%も成長した。 グローバル金融危機で消費が縮小する中、独歩的な業績を出したのだ。 アイフォーンを出したアップルも同じ期間、売上高が110.1%も増えた。 営業利益率は30.3%と、業界平均(4.4%)の7倍に近かった。 ドイツ自動車会社フォルクスワーゲンは、世界自動車市場が縮小する中でむしろシェアを伸ばし、トヨタに次ぐ業界2位に浮上した。 これら企業がグローバル危機を克服した秘訣は何か。

三星(サムスン)経済研究所は先月31日、報告書「グローバル勝者企業7選」で、これら3社のほか、製薬会社ノバルティス(スイス)、タイヤ会社ブリヂストン(日本)、検索会社グーグル(米国)、総合商社ノーブルグループ(香港)などを不況を克服した代表企業に選び、その成功要因を分析した。 報告書によると、不況克服の出発点は現金確保だった。 不況期にはまず外部環境の不確実性に対応して現金など余裕資源を確保するのが重要だということだ。 アップルの場合、危機が本格化した08年10-12月期、256億ドルの現金流動性を確保していた。 インベブはシーワールドなどを保有する米国内2位のテーマパーク事業を売却し、23億ドルの現金を準備した。

迅速な資源の再配置も重要だった。 ‘勝者企業’は頭角を現す製品と地域に資源を集中し、不況期間にむしろ競合他社に差をつけた。 フォルクスワーゲンは中国専用モデルを出して中国市場に集中し、中国市場で37%の販売増加率を記録した。


従来の競争構図を変える逆発想戦略も必要だ。 ブリヂストンは低級タイヤとして背を向けられていた再生タイヤ市場に進出し、‘環境’を強調しながら需要を発掘した。 大半のIT企業が製品の‘機能’を強調する戦略を重視する間、アップルは便宜性と感性を重視したiPodとアイフォーンを出した。

チョン・テス研究員は「不況の前に‘不況対応力’を構築して危機を克服したグローバル企業のように、国内企業も不況に対処できるよう衝撃緩和装置を用意し、製品革新力を確保する必要がある」と強調した。



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