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【海軍哨戒艦沈没】遅れた救助装備の投入…海軍の対応が俎上に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 西海(ソヘ、黄海)で沈没した哨戒艦「天安(チョンアン)」の行方不明者46人の救助作業が遅れ、軍当局の初期対応が俎上に載せられた。船体探索や人命救助に必要な装備の投入など初動措置に失敗し、‘時間との戦い’に負けたのではという指摘だ。

海軍は「天安」救助現場に潜水兵を治療する減圧装備(チャンバー)が1台しかなかったが、いかなる措置も取らなかった。救助艦「光陽(クァンヤン)」にあるチャンバーは使用可能人数が2人に制限されている。海底に沈んだ艦首と艦尾へ向かう潜水士が同時に潜水病になった場合、治療が制限されるしかない。

軍は30日、潜水要員が潜水病になると、米海軍救助艦「サルヴァ」(Salvor)のチャンバーを使った。行方不明者パク・ソクウォン中士の家族は海軍の掲示板に「現場に潜水病を治療するチャンバーが1台しかなく、救助作業に最も重要な潜水士を効率的に運用できず、捜索が遅れている」と書き込んだ。


これを受け、海軍は鎮海(チンヘ)で待機中だった「清海鎮(チョンヘジン)」をこの日、出動させた。「清海鎮」は潜水艦を救助する最新型救助艦9人を同時に治療できるチャンバーを備えている。

300メートルの深海で救助作業ができる深海救助装備(DSRV:Deep Sea Rescue Vehicle)もある。DSRVとは、潜水艦が遭難すれば、潜水艦に近付き、ハッチを開いて乗組員を救助する小型潜水艇。「清海鎮」が早く現場に出動していれば、DSRVで海の状態を速やかに確認できたはずだ。


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