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海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没当時の緊迫した救助状況を撮影した海上警察の映像が30日に公開された。4件の映像で計2時間分量になる。
映像には事故当日の26日夜、海上警察所属501警備艦が高速艇を利用して乗組員を救助する場面が含まれている。画質は鮮明でないが、海軍高速艇のサーチライトの中、90度ほど傾いて沈没する「天安」の姿が見える。
傾いた艦首の部分(写真1)、「天安」のレーダードーム(写真2)が見える。沈んでいく「天安」の艦首に書かれた哨戒艦固有番号「772」という数字も見える(写真3)。映像に艦尾の部分は映っていなかった。
「天安」が沈んでいく間、海上警察が救出した乗組員を高速短艇に乗せ、501警備艦に移送している(写真4)。海上警察は当時救助された乗組員の大半が艦首前部の操舵室と砲塔に集まっていたと説明した。
乗組員の一部は救命胴衣をつけていたが、きちんと服を着ていない乗組員も多かった。救命胴衣もなく肌着だけを着た乗組員が警備艦に移る姿(写真5)は脱出当時の緊迫した状況を見せている。
海上警察は「作戦や救助作業を行う時、証拠のために映像を撮影することになっている」と明らかにした。写真1.3の小さなグラフィックは映像の中の「天安」を描いた。
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