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【海軍哨戒艦沈没】‘UDTの伝説’ハン・ジュホ准尉が捜索作業で殉職

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 西海(ソヘ、黄海)で沈没した海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の行方不明者救助作戦に投入された海軍特殊戦旅団(UDT)所属の潜水士ハン・ジュホ准尉(53)が30日、殉職した。

ハン准尉はこの日午後2時35分、ペクリョン島沖に沈没した「天安」艦首部分に投入され、捜索作業を行っている途中、午後3時ごろ意識不明になった。ハン准尉は米海軍救助艦「サルヴァ」に緊急移送され、心肺蘇生術を受けたが、午後5時ごろ殉職した。ハン准尉は「天安」艦首の艦長室に入るためロープを設置するチームに属し、現場の強い流速と高い水中圧力など劣悪な条件の中で行方不明者救助作業をしている途中、事故にあった。

軍関係者は「行方不明者の捜索に対する国民の関心が高いうえ、行方不明者の生存限界時間を超えたことで無理に作戦に取り組んで殉職した」と述べた。


軍当局はハン准尉の殉職にもかかわらず、探索救助作業を予定通り実施することにした。ウォン・テジェ国防部報道官は「事故が再発しないよう潜水士の安全にも万全を期す」と述べた。

ハン准尉は海軍教育訓練隊で18年間の教官経歴を積み、特攻隊チーム長・教育隊主任班長・特任大隊支援班長などを務めた。2000年に准尉に任官した。また、昨年3月、清海(チョンヘ)部隊員のうち最高齢でソマリアに派兵された。ハン准尉は今回の救助作業を志願した‘UDTの伝説’だった。

ハン准尉の遺体は城南(ソンナム)国軍首都統合病院に安置された。遺族は夫人キム・マルスンさんと1男1女。葬儀は海軍葬で行われる予定だ。

海軍海難救助隊(SSU)所属要員のキム・ヒョンジン上士とキム・ジョンホ上士もこの日、艦尾で水中作業中に意識を失ったが、治療を受けて回復したと、軍関係者は伝えた。

軍当局は「天安」沈没5日目の30日にも、行方不明者救助探索作業を継続し、船体探索作業を7-8割ほど完了した。軍は午前2時-3時30分、午前8時-10時、午後2時30分-6時、午後9時-10時25分など潮の流れが弱まる時間帯を選んで作業を実施したが、行方不明者を見つけることはできなかった。



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