千葉ロッテの金泰均（キム・テギュン、２８）が日本進出後初めての打点を挙げ、１試合で３打点をマークした。日本ハムのエースのダルビッシュから日本で初打点をマーク、敗色が濃厚だった９回裏には２打点の同点打を放ち、４番打者の貫禄を見せた。

金泰均は２７日、千葉マリンスタジアムで行われた日本ハム戦に４番・一塁で先発出場した。金泰均は１回裏、一死一、三塁のチャンスで、ダルビッシュと最初の対戦をした。オープン戦で大きな本塁打を放った相手のダルビッシュから四球を選んだ。ダルビッシュは金泰均をかわす投球を見せた。金泰均は初球のストライクを見送った後、外側スライダーの誘い球に手を出さず、四球で出塁した。千葉ロッテは後続打者が一死満塁のチャンスを生かせず、得点できなかった。


金泰均は３回裏、一死三塁からダルビッシュからセンターに犠牲フライを打ち、先取点を挙げた。フルカウントからの６球目、真ん中の１４８キロの直球を打ったが、フェンスは越えず、中堅手に捕球された。日本進出後５試合目で初打点をマークした瞬間だった。

５回のダルビッシュとの３度目の対決ではまた四球を選んだ。ダルビッシュは７回に降板、３度の対決で２四球と犠牲フライの‘判定勝ち’を収めた。

７回に三振を喫した金泰均は９回裏、１－３とリードされた一死満塁のチャンスで貴重な同点打を放った。武田久の２球目、外角の１３０キロのスライダーを引きつけ、センター前に２打点適時打を打った。千葉ロッテはその後、サブローの敬遠で迎えた一死満塁の場面でサヨナラ打が出ず、延長戦に入った。

千葉ロッテと日本ハムは延長１２回まで点数を追加できず、３－３で引き分けた。金泰均はこの日、一人で３打点をマークした。