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外交部「下手に返還要求すれば文化財さらに隠すことに」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 朝鮮王朝の古文書が日本皇室に保管されているという中央日報の報道に政界が大きな反応を表している。

与野党は24日、「日本皇室にある朝鮮の国宝級文書の大半が日帝支配期に朝鮮総督府によって無断搬出されたものであるため、日本政府は韓国に返還しなければならない」と一斉に声を高めた。

ハンナラ党の鄭美京(チョン・ミギョン)報道官は「日本が隠そうとした真実が明らかになった」という内容の論評を発表した。鄭報道官は「日帝時代に強奪された朝鮮王室図書639種類・4678冊、明成王后の国葬を描写した『国葬都監儀軌』が日本皇室図書館にあるのが(中央日報の報道で)確認された」とし「日本政府は恥ずかしい過去を反省して直ちに返還すべきだ」と述べた。


民主党の禹相虎(ウ・サンホ)報道官は「日本皇室が保有する文書がこれほどのものとは思っていなかった。日本が朝鮮を強制併合した状態で持ち出した資料であるだけに、速やかに返さなければならない」と述べた。

自由先進党の池尚昱(チ・サンウク)報道官は公式論評で「鳩山由紀夫首相が韓日関係改善を明言したが、真の両国関係の改善は日本がわれわれの文化財を無条件に速やかに返還するところにある」と強調した。

朝鮮古文書返還問題に関してこれから日本を相手に外交努力を傾けるべき外交通商部も大きな関心を表した。その一方で外交部は今すぐ返還要求をすることはないという立場を表した。「下手に返還要求をすれば文化財がさらに隠されるおそれがある」という理由からだ。

政府関係者は「日本国内のわれわれの文化財をできる限り追跡して返還されるよう努力するという立場だが、具体的な推進計画は決めていない」とし「部処間の協議を通して議論していく」と述べた。



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