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LG労組の「トヨタ反面教師」発言で日本金属労連が韓国労総に抗議文 

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の労組上級団体が、韓国大企業労組委員長のトヨタ自動車労組関連発言をめぐり抗議の文書を送ってきた。

中央日報は17日付で「LG電子労組、グローバル顧客に品質保証」という記事を単独報道した。ここでLG電子のパク・ジュンス労組委員長は、労組が会社製品の品質保証に積極的に取り組むことになった背景として「トヨタのリコール問題」を取り上げた。

パク委員長はインタビューで、「トヨタがグローバル品質危機に直面しているが、トヨタ労組がこれといった役割を果たせずにいる点を反面教師とした」と述べた。


労組が企業の持続可能な成長を支援するためにより良い品質をグローバル顧客に提供し、生産性を高める作業をするのが、労働運動の新しい方向になるべきだと、パク委員長は明らかにした。

これに対し、国際金属労連日本加盟労組協議会(IMF-JC)は19日、韓国労総金属労連に電子メールで抗議文書を送った。

IMF-JCは「中央日報の記事を貼付する。この記事は日本語に翻訳され、中央日報の日本サイト(japanese.joins.com)に掲載されていた」とし「LG電子労組委員長はこの記事で『トヨタ労組は会社が品質危機で困難に直面した時も何もしなかった』と述べているが、これは事実なのか。会社が厳しい時にトヨタ労組が何をするかは、トヨタ労組委員長が説明すべきではないのか」と反問した。

IMF-JCは韓国労総金属労連と緊密な協力関係を構築してきた。定期的に訪韓するなど交流も活発だ。2月初めにはIMF-JC傘下の電気連合兵庫地域協議会の会員31人がLG電子労組京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)2支部を訪問し、新製品の開発過程と生産ラインを見学している。4月と6月にもまた韓国を訪問する予定だ。

韓国労総金属労連のクァク・サンウク国際担当は「IMF-JCにはトヨタ労組から派遣されて勤めている幹部が多い。トヨタの品質危機が広がる時期に出てきたパク委員長の発言を敏感に受け止めたようだ」と述べた。

韓国経営者総協会の関係者は「トヨタの品質危機に続き、全世界の労組のベンチマーキング対象だったトヨタの労組までが叱咤の対象になり、不快感を表したようだ」と述べた。

パク委員長は「労組が優秀な時もベンチマーキングの対象だが、誤りも教訓としなければならない。これによってIMF-JCと韓国労総、LG電子の労組がぎこちない関係にならないことを望む」と述べた。



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