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元大宇会長「企業は20年先を見越して人材育成を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「全世界で韓国人が最高に優秀だ。 私のような人を20万人育てれば非常に大きな国力を発揮できる」。金宇中(キム・ウジュン)元大宇(デウ)グループ会長の言葉だ。 挫折はしたものの、自ら種をまいて整えてきた‘世界経営’が、いま評価を受ける時がきたという思いなのか。 グループ解体の後、逃避-帰国-拘束-隠遁と続いた動向の中で、胸の中に抑えてきた言葉を取り出すような雰囲気だった。

22日午後、ソウル南大門路ミレニアムヒルトンホテルで開かれた大宇グループ設立43周年記念行事。 側近に支えられながら行事場所に入ってくるまで沈黙を守っていた年老いた財界人は、行事の最後に突然、講壇の上に上がり、司会者が握っていたマイクに手を伸ばした。 行事場所に集まった500人余りの元大宇グループ役職員が全員立ち上がって「大宇家族の歌」を歌い、行事を締めくくろうとしている時だった。 誰も予想しなかった行動だった。

「7年後の大宇創立50周年にまた会おう。 (私のお金を)すべてはたいてでも集めるので、家族とみんな一緒に会おう。 20年先を見つめながら人材を育成しよう。 (人材を育てるには)お金が必要だが、これは政府ができることではない。 私たち(財界人)がしよう」。


金元会長が公式行事に現れたのは1年ぶり。 グループ解体以降、姿を現さなかった金元会長は、昨年初めて創立記念行事に出席した。 しかし当時は「役職員に申し訳ない」というあいさつの言葉以外に特別な発言はなかった。

予想外の発言にもかかわらず、金元会長は事業の再起については言葉を控えた。 行事後に殺到した記者の質問に対し「少し状態が良くなればきちんと話したい」と答えて席を立った。

99年にグループがワークアウト(企業改善作業)判定を受けて解体した後に出国し、5年8カ月間にわたり海外でさまよった金元会長は、05年に帰国した後、収監された。 健康悪化のため約1カ月後に拘束執行停止で釈放されたが、08年1月の赦免まで裁判の連続だった。 金元会長にはまだ18兆ウォン(1兆4000億円)近い追徴金が残っている。



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