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金正日総書記が外貨稼ぎ篤励で破格人事

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
統一戦線部副部長にイ・グァングン氏を任命

北朝鮮のイ・グァングン前貿易相(57)が昨年末、労働党統一戦線部副部長に任命されたことが15日、確認された。

政府の安保部処当局者は「2004年内閣貿易相から解任されたイ・グァングンが昨年初め、労働党の外貨稼ぎ機関である39号室副部長に復帰してから昨年末、統一戦線部副部長に席を移した」と述べた。中国のある対北消息筋も「イ副部長は駐ドイツ利益代表部経済参事と貿易会社社長、貿易相を歴任した経験を活かし、統一戦線部で民族経済協力連合会業務を含め、南北経協事業を担当している」と説明した。イ副部長の抜擢背景について「金正日委員長が“統一戦線部の経済感覚が不足だ”と指摘したことによるもの」と伝えた。


民族経済協力連合会は南北交流が活発だった2005年、内閣所属になり民族経済協力委員会に拡大改編された。しかし2007年末チョン・ウンオプ会長、ホ・スリム民族経済協力連合会北京代表、オ・グァンシク民族経済協力連合会丹東代表ら主要人物が不正に処罰されてから、別途の内閣直属機関に縮小したと韓国政府は把握している。

イ副部長は2000年、47歳で貿易相に抜擢され、北朝鮮指導部の世代交代を象徴した人物だ。父が金日成主席の主治医として高位幹部専用病院である烽火診療所所長を歴任した関係で出世街道を駆けて来たと知られている。2002年、ソウルで開かれた南北国家代表間統一サッカー大会では、朝鮮サッカー協会委員長の資格で訪韓した。

イ・グァングン氏はしかし2004年初め、当時、張成沢(チャン・ソンテク)組職指導部第1副部長(現行政部長)とパク・ミョンチョル体育指導委員長(現国防委員会参事)ら高位幹部とともに組職指導部副部長の豪華結婚式事件にかかわり一緒に左遷された。中央大イ・ジョウォン教授は(政治外交)「2012年、強盛大国建設を打ち立てて経済回生に縛られる金正日委員長としては、実物経済専門家が切実だった」とし「イ・グァングンの統一戦線部副部長任命を通じて南韓と海外海外同胞の対北投資を引き出そうとするようだ」と分析した。

現在、統一戦線部の金養建(キム・ヤンゴン)部長とウォン・ドンヨン副部長が北朝鮮の外資誘致窓口である大豊国際開発グループ理事長と理事をそれぞれ兼任し、統一戦線部の対外投資誘致と経済協力努力が本格化するものと予想される。最近作られ、平壌のマンション建設投資者を探しているピョンゴン投資グループも統一戦線部が管轄しているという。



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