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「韓日中の過去の問題、清算でなく和解で解決すべき」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 --今回の国際ワークショップの意味は、過去に対する責任を問える根拠を用意し、東アジアでの民族主義的志向を克服するものだと考えればよいのか。

「それは基本課題だ。 過去の和解のための国内外の条件を用意することも重要だ。 韓国問題のグローバル化が必要となる。 これまで韓国の複数の市民団体が、慰安婦問題を世界の人々に覚せいさせるのに大きく寄与した。 今は韓国の問題を解決するためでなく、同じような問題の再発を防ごうという世界人の問題として、私たちの過去の問題を拡大適用しなければならない。 現実的に過去の和解なしに東アジア共同体も不可能だ」

--過去の清算で和解が取り上げられたのはいつからか。


「1945年のニュールンベルク国際軍事裁判が最初だ。 米国・英国・フランス・旧ソ連によって開かれ、ナチスの指導者が裁判を受けた。 過去の和解のモデルとして望ましいのはドイツだ。 ドイツはユダヤ人虐殺に対して莫大な賠償金を支払い、70年にはビリー・ブラント首相がユダヤ人とポーランド人を虐殺したワルシャワ記念碑の前で膝をついて謝罪したことがある。 ドイツはナチス政権の犠牲者の連邦賠償法も制定した」

--過去の歴史の和解で政治指導者の謝罪が持つ意味は何か。

「謝罪が非常に重要だ。 政治的にリップサービスという人もいるが、そうではない。 政治指導者が謝罪することは、その人が所属する社会の市民を代表して意思表現をするということだ」

--過去の和解のための東アジアの状況はどうか。

「東アジアで韓日中の外交的関係は回復し、維持されている。 しかし市民の間で敵対的感情は残っている。 外交的な関係の回復は幅の狭い国家間の和解だった。 今では一次元高い和解が必要だ。 東アジアで民族主義の風が吹けば、いつでもお互い敵対的な関係へ向かうおそれがある。 中国とは東北工程があり、日本とは独島(ドクト、日本名・竹島)問題がある」

--天皇が謝罪すべきか。 謝罪すれば和解になるのか。

「天皇の謝罪については現実的にあまりにも頻繁に要求し、どういう意味があるのかという人もいる。 頻繁な要求が日本の保守右派の自尊心に障るという論理だ。 しかしそうではないと考える。 要求すべきことは要求できる。 象徴的だが、日本の指導者が謝罪することで、日本内部だけでなく、他国の見解も正せる。 民主党政権での天皇の謝罪は自民党政権とは違うと考える。 鳩山政権は過去の過ちを認める前提で周辺国との発展的な関係を模索すると述べた。 その意味は、天皇の謝罪が、すなわち実質的、政策的な努力につながりうるということだ」

--政府の対日接近法も変わらなければいけないのか。

「天皇の謝罪は外交的に取り上げにくい問題であるのも事実だ。 しかしこれがステップになることも考えられる。 よりいっそう未来志向的にアップグレードされた過去の和解の枠組みを提示すれば、天皇の謝罪を受けられるはずだ。 民族主義的な観点でこの問題の解決を要求してはならない。かといって民族主義を過度に意識して何もしないのもいけない。 未来志向的な過去の和解に焦点が合わされるなら、日本も天皇の謝罪に納得するだろう」



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