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【クローズアップ】三星アモレッドフォン誕生の主役キム・ウンア博士(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--「アモレッド」開発過程で難しかった点は。

「00年代初めに入社した当時、AMOLED技術は日本がはるかにリードしていたが、宗主国の日本は量産の可能性に懐疑的だった。解決が難しい技術的な難題があまりにも多かったからだ。問題点を一つひとつ克服しながら知的資産として残したほうがよいという考えで特許を一つずつ書き始めた。そうするうちに‘特許王’という声を聞くようになった」

--ディスプレー発展の終わりはどのあたりなると考えるか。


「3D(立体)ハリウッド映画のアバターを見れば、三星が作ったり作ろうとするディスプレーの技術が総動員されたという気がした。中学の時に美術を専攻しながらも空想科学(SF)映画を楽しんだりもした。今その映画の中の夢が現実になり、その現実化のために寄与していると思えば満たされた気持ちになる。もうすぐ曲げたり折れたりするフレキシブル(flexible)ディスプレー、透明ディスプレーのようなものが私たちの生活の一部になるだろう。そこに寄与するのが夢だ」

--まだ国内では女性エンジニア層が薄い。

「AMOLEDからはミクロ単位で作業が行われるので、精密分析ができなければその不足分が画質に表れてしまう。特に細かい作業では女性エンジニアの長所が発揮されると思う」

◇AMOLED(アクティブマトリックス型有機発光ダイオード)=OLEDはLEDの一種で、自体発光型の有機物質。LCDのように液晶を必ずしも必要としないため、はるかに鮮明で薄い製品を製造できる。駆動方式のうち効率が最も良いのがアクティブマトリックス型(AM)。「アモレッド」は三星電子が「AM OLED」を搭載した携帯電話を販売し、発音通りに名付けた製品ブランド。



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