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【クローズアップ】三星アモレッドフォン誕生の主役キム・ウンア博士(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



‘スーパーアモレッド’。三星(サムスン)モバイルディスプレーのキム・ウンア博士(37)を修飾する言葉だ。スーパーAMOLEDを採用した携帯電話は「アモレッド(AMOLED)」携帯電話に比べて画質が5倍も鮮明だ。先月中旬スペイン・バルセロナで開かれた「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で三星電子が初めて紹介した。三星はこの技術を上半期に販売するスマートフォン「ウェーブ」に初めて搭載する予定だ。

忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)本社の責任研究員キム博士はAMOLEDに続きスーパーAMOLEDディスプレーの開発でも重責を引き受けた。キム博士がKAISTで材料工学博士を取得し、20代後半の01年に三星電子に入社した当時まで、AMOLEDはわずか数十人のエンジニアが設計から工程まですべてを担当する、始まったばかりのプロジェクトだった。


AMOLEDは当時、理工系修・博士論文に出るような初期技術だった。三星が一歩遅れて参入し、昨年最も早く携帯電話の画面に適用した。キム博士は130余件の特許を出願した社内最多新技術提案者だ。開発の過程で出てくる問題点を次々と解決していった。キム博士は中学1年の科学教科書の「科学者探訪コーナー」で、2ページにわたり紹介されたこともある。同じ会社の研究員の夫と4歳の息子がいる。キム博士はもともとソウルのソンファ芸術中学校で美術を専攻した画家志望者だった。しかし科学がだんだんと好きになり、ついにソウル科学高校に進路を変えた。「科学者も未来を描くという点である意味で画家と言えるのでは」とキム博士は話す。

キム・ウンア博士(37)は昨年、人気歌手ソン・ダムビがテレビ広告で華麗なダンスとともに三星「アモレッドソング」を熱唱する時、周囲の人々がみんな楽しんでいるのを見て遣り甲斐を感じたという。

--次世代「スーパーAMOLED」が先月、スペインMWC行事で初めて登場した。

「アモレッドの量産に成功した直後、スーパーAMOLED分析標準の開発に入った。従来のディスプレーより鮮明度がはるかに優れた製品なので、回路設計からもっと精密な分析が必要だ。もう一つの‘世界初’のために努力している」



【クローズアップ】三星アモレッドフォン誕生の主役キム・ウンア博士(2)

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