保守民間団体である国家正常化推進委員会（委員長コ・ヨンジュ弁護士）は「親北朝鮮・反国家行為人名辞典」に収録されている１００人の１次名簿を１２日、発表した。現役の国会議員３人を含め、各界著名人が名簿に含まれ、選定基準をめぐり、論難が予想される。

推進委はこの日、ソウルプレジデントホテルで記者会見を開き▽現在活動中▽社会的影響力が強い▽親北朝鮮・反国家行為が明白な人－－をまず選定したと明らかにした。また「金大中（キム・デジュン）元大統領、盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領は生存の人物ではなく今回の名簿に入れなかった」と説明した。この団体は昨年１２月に名簿を発表しようとしたが、一部の捕手人物が２人の大統領経験者を含むべきだと反発し、日程が延期された。ヤン・ドンアン編纂委員長（韓国学中央研究院名誉教授）は「８月に発表予定である２次名簿（２００人）には最近５年以内に死亡した人物を入れる案を検討中」とし「２人の大統領経験者も含まれる」と話す。

名簿には民主労働党の姜機甲（カン・ギガプ）代表、コン・ヨンギル議員、民主党チェ・ギュシク議員ら国会議員３人とウ・サンホ民主党スポークスマン、ノ・フェチャン進歩新党代表ら現役政治家が入っている。パク・ウォンスン希望製作所常任理事、白楽晴（ペク・ナクチョン）ソウル大学名誉教授、シン・ヨンボク聖公会大学教授、アン・ビョンウク・カトリック大学教授、小説家チョ・チョンレさん、黄晳暎（ファン・ソギョン）さん、チェ・ヨル環境財団代表、ペク・ギワン統一問題研究所長、ソン・ドゥユル・ドイツミュンスター大学教授、ムン・ギュヒョン、ハム・セウン神父、津寛（チングァン）僧侶らが含まれた。


白楽晴教授は「私は親北朝鮮人物ではない」とし「どうして私がそこに入ったのかわからない」と話す。チェ・ヨル環境財団代表は「親北朝鮮人名辞典を作るということそのものが１８世紀の発想」と話した。

「親北朝鮮・反国家行為人名辞典（１）」は今年の光復節に刊行予定だ。名簿は１２日から推進委ホームページ（www.crnn.org）にも公開する。来月１５日まで当事者の異議申立てを受けた後、名簿を定める計画だ。