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先進競馬現場を行く…戦後日本「競馬で国の復興を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



 日本人と馬は切り離せない関係だ。 競馬は最高のレジャースポーツであり、食用として育てた馬は珍味の料理となる。 高級な馬刺しは他のどの魚の刺し身よりも高級と見なす。 このため日本では馬産業が非常に発達している。 競馬は馬産業の核心だ。 日本は1862年に西洋式競馬を導入した。 150年の歴史を誇る。 当初は試行錯誤もあった。 家を売って馬券を購入する人が続出した。 日本政府は賭博禁止法を改正し、馬券の販売を禁止した。 すると来場客が急減し、競馬産業自体が脅かされた。

日本政府は第2次世界大戦の敗戦後、焦土から国を興す基幹産業として競馬を復興させた。 健全なレジャー文化へと育成し、19世紀初めに経験した副作用も大きく減った。 天皇も競馬場を頻繁に訪問し、歴代首相も夫婦同伴で毎年1・2回訪れるほど格が高まった。 家族単位の競馬ファンも大きく増え、来場客全体の10%を占める。 毎年9月23日は「愛馬の日」に定められ、全国的に乗馬、パレード、馬祭りなどの行事が開かれる。


競馬場は北海道から九州まで全国に10カ所運営されている。 馬と騎手は普段、日本の東側と西側に1カ所ずつ設置された競走馬トレーニングセンターで過ごし、週末に競馬が開かれる地域に移動する。 テレビモニターで競馬を仲介する場外競馬場も全国に38カ所設置されている。

◇経済効果=日本中央競馬会(JRA)は売上高の10%を国庫に納付している。 不景気の余波で馬券販売収入は減少傾向にあるが、それでも08年の納付額は2750億円だ。 純利益が発生すれば半分を追加で国庫に納める。 08年には100億円を追加で支払った。

1年間に生産される競馬用の馬は7000-8000頭にのぼる。 すべて国内生産だ。 国家レベルで競走馬の生産を支援し、日本産競走馬を「ドバイワールドカップ」などの世界の大会に出場させるなど、世界競走馬生産市場の席巻を狙っている。 馬を科学的に研究する競走馬総合研究所も世界的な権威を誇る。 競馬評論家の丹下日出夫氏は「競馬は国民の余暇生活や雇用の創出のほか、周辺産業への波及効果も大きい」と述べた。



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