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「キムチはコリアンピクルス、すべての漬け物類を研究」…世界キムチ研究所

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「外国人にはキムチを‘コリアンピクルス’と認識している人が多い。 逆に言えば、ピクルスやたくあんなど漬け物類がすべてキムチの一種ということだ。 ただ差があるとすれば、こうした漬け物類は商品化する時に殺菌処理される。 生きた発酵菌をそのまま食べられる点がキムチの長所といえる」

10日に公式オープンした世界キムチ研究所の朴完洙(パク・ワンス)初代所長は‘キムチ博士’らしい姿を見せた。 キムチは韓食だが、敢えて「世界」という名前を付けた理由もはっきりと説明した。 米アイオワ大学食品工学で博士学位を取得した朴所長は、1990年代後半から韓国食品開発研究院でキムチ分野を担当してきた。 所長に任命される前にも食品研究院のキムチグローバル化戦略団を率いた。

以下は一問一答。


--世界キムチ研究所の誕生で何が変わるのか。

「現在、大学と企業の研究所など25機関でキムチの研究が進められている。 しかしそれぞれ目的も違い、研究の結果が一つにまとめられることもない。 キムチ研究所はそれぞれの研究者に大きな方向を提示し、研究の結果を集大成するコントロールタワーの役割をする予定だ。 またマーケティングや広報・教育など、一言でいうとキムチと関連したハブになるのが目標だ」

--他の国が作るキムチも研究するのか。

「もちろん研究する。 ピクルス、たくあん、ザワークラウトなどの漬け物類全体が研究の対象だ。 発酵させて作るという共通点がある食品だ。 ここから世界共通の味を見つけだしたい」

--研究所のその他の課題は。

「伝統と現代の調和が最優先だ。 明らかな点は、韓国人が好む味を世界に押し付けることはできないということだ。 しかし保守的な立場も包容していく考えだ。 生産方法の改善も急がれる。 工程の改善なしには標準化された味と品質の高いキムチは出てこない。 最後は文化的な部分だが、低品質・低価格という先入観から抜け出し、高付加価値食品になるように努力する必要がある。 そのためにはキムチは無料で、頼めばいくらでも食べられるという考えから私たち自らが抜け出さなければならない」



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