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世界の人が共感するキムチの味でグローバル化(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇世界が共感する味に=キムチのグローバル化のもう一つの悩みは「味」だ。 韓国人には自然な味でも、世界の人が共感できるわけではない。 特に‘辛さ’が問題だ。 よく韓国の辛いキムチを食べて喜ぶ外国人の姿がテレビで紹介されたりする。しかし辛さは相変わらず外国人、特に西洋人にはほとんど‘恐怖’の対象だ。

このため専門家は、世界の人の共通の味覚に合わせてキムチがアップグレードされるべきだと話す。 ダボスフォーラムで「皇帝キムチ」を出したキム・スンジャ世界キムチ協会長(漢城食品社長)は「外国も国によって味の好みが違う」とし「韓国人が好む辛いキムチにこだわりすぎるとキムチのグローバル化は望めない」と述べた。

しかし反対の意見も多い。 「辛いキムチは韓国固有の味だが、グローバル化を理由に辛さを捨てればキムチではない」という主張だ。 世界キムチ研究所初代所長の朴完洙(パク・ワンス)博士は「伝統を無視することはできないが、韓国人が好きな味を強要することはできない」とし「双方の立場を技術的に調和させていくことも研究所の役割になるだろう」と述べた。


◇発酵食品研究に拡大=キムチ研究所の名前に敢えて「世界」を付けた理由は、単に輸出のためだけではない。 ピクルスやたくあん、ドイツのザワークラウトなど世界の漬け物・発酵食品をすべて研究するためだ。 キムチ研究所の朴所長は「実際にはこうした食品がすべてキムチ類に属すると考えるべき」と述べた。 こうした食品を研究しながら世界共通の味を見つけるということだ。

研究実績が増えれば世界キムチ研究所を「発酵食品研究所」に変える計画だ。 キムチにとどまらずテンジャン(味噌)・塩辛など発酵食品全般の研究に拡大するということだ。 このほか▽キムチの生産方法を標準化して工程を改善する▽マーケティングと文化にまで広まる方法を見つける--などがキムチ研究所の課題だ。



世界の人が共感する味でキムチをグローバル化(1)

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