◆北朝鮮生化学兵器が問題＝核心論難は米国が先に核を使わないという「ＮＦＵ」（No First Use）政策導入をめぐって起こったことがわかった。ＮＦＵは言葉どおり相手が核兵器を先に使わなければ米国も核兵器を手にしないという意味だ。過去、ブッシュ政権はこのように明確に規定する代わり「計算された模倣性」を維持することで、米国の核兵器先制攻撃の可能性を排除しなかった。一方、米国が全世界核兵器の画期的な削減を善導することを願い、究極としては地球上の核兵器完全廃棄を希望するオバマ大統領は、ＮＦＵ政策導入を検討するものと伝わった。

しかしこの過程で北朝鮮とイランの存在が浮上したという。ワシントン消息筋は「ＮＦＵ政策が導入されれば北朝鮮が核兵器ではない生化学兵器で攻撃してきた場合、米国は在来式兵器で対応するほかない状況に処する」とし「このような状況で戦争抑止力を確保することができるかをめぐり、政府内の関連官署間で激論が起こっている」と伝えた。キム・テヨン国防部長官は昨年１０月、国会の答弁を通じて「北朝鮮が２５００～５０００トンに達する生化学兵器を多くの所に分散・保存している」と明らかにしたことがある。ニューヨークタイムズ（ＮＹＴ）など米国メディアは代わりにオバマ政権がブッシュ政権とは差別化された方式をとるが、明示的なＮＦＵ政策導入は容易でないものと見通している。一方、日本の民主党政権は過去の自民党政権がブッシュ政権の“計算された模倣性”政策を肯定的に評価したことと反対に、ＮＦＵ政策導入を支持しているといわれている。










北朝鮮のせいで疁核先制攻撃放棄カード」出せないオバマ大統領（１）