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ひと月大雪に閉じこめられた住民「うつの状態に」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



「ここまで何のご用ですか。今月に入って外地の人は初めて見た」--。

10日昼12時20分ごろ、江原道江陵市旺山面大基(カンウォンド・カンヌンシ・ワンサンミョン・テキ)2里の俗称ヌクマッコル。ひざまでの雪をかきわけ、村から400メートル離れた家を訪ねると雪を片付けていたチョン・ヨンソルさん(77)が歓迎してくれた。チョンさんは8日、雪が弱いとき、江陵市内で法務士をする息子が通っただけで、人の往来が絶たれ、雪に閉じこめられて過ごしている。老人施設にも行けない。チョンさんは深夜電気で暖房と食糧も用意できているので外出ができないだけで特別に不便なことはない。「投票ができなかったのは生涯で初めてだ」チョンさんは旺山面事務所で行われた江陵農協組合長選挙に投票したかったが、雪で行けなかったので、投票をあきらめた。


チョンさんの夫人のオ・バンヒョンさん(76)は「足が痛くて1週間に1回、江陵市内の病院で治療を受けるが、3月に入ってからは行けないので足が痛い」とし「それでも隣りの住民が雪を片付けてくれたので特別に大変なことはない」と話した。

旺山里の地方道から2.5キロ離れた所でペンションを経営するイ・ソンファさん(54)。仁川に暮らし2008年6月からペンションを経営するイさんは「腰が痛くて運動をしなければならないのに、ほとんどひと月、雪が降って外出ができないのでうつになりそうだ」と言った。イさんはこの冬2つのチームがペンションを訪れたが、雪がたくさん降って村の住民の助けを借りてやっと帰宅させた後はまったくお客を受けていない。旺山里の里長クォン・ウテさん(60)は「大雪で敬老施設の運営が中断するなど、隣人間で生活が断絶され、疎通ができない」とし「雪が溶ければ住民和合のための席を用意する」と話している。





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