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【釜山女子生徒殺害】「ラーメンを食べに行っただけ」容疑否認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



10日午後4時30分、釜山市沙上区三楽洞(プサンシ・ササング・サムナクトン)沙上警察署。キム・ギルテ容疑者を乗せた警察護送車が到着した。警察2人に腕をつかまれキム・ギルテ容疑者は後ろで手錠をかけられたまま護送車から降りた。キム容疑者の顔が見えると周囲の市民たちは興奮して罵声を浴びせ始めた。手配チラシや吸殻を投げる市民もいた。

市民たちがキム容疑者に向けて飛びかかると、配置された戦闘警察たちが市民たちの接近を阻んだ。キム容疑者が警察署内部に立ち入ると、警察が車の遮断機を下げて市民の出入りを阻んだ。ある男性がキム容疑者の後ろに行って後頭部を殴ると彼は振り返ってにらみつけた。


キム容疑者は手配チラシの写真と同じグレーのフード付きTシャツと黒のジャンパーで、無精ひげが見られた。髪の毛に見られるフケの量が長い間の逃亡生活を物語っているようだった。食事もろくにとれなかったものとみられ、手配チラシ写真よりずっと痩せている姿だった。ほほがげっそりこけていた。

キム容疑者が護送された警察署の玄関も騒然となった。キム容疑者が玄関に入ると取材陣が押されてフォトラインが崩れた。警察署に到着してからも全く反省しない様子だった。この過程で重心を失ったカメラ記者1人が梯子から落ちて足にけがをした。

検挙後、1時間たって比較的穏やかな表情で取材陣の前に立ち、自分の犯行を事実上否認した。キム容疑者は「女子中学生、イ某さん(13)を知っているか」「犯行を認めるか」という質問に「私は知りません」と容疑を否認した。また「私はラーメンを作って食べただけです」と否認した。これについて警察は「亡くなったイさんの遺体からキム容疑者のDNAを確保して犯罪立証する」と明らかにした。

また「それではどうしてこれまで逃げたのか」という質問には「以前のこと(1月、釜山市沙上区で、帰宅途中の30代女性を隣近の屋上に連れて行って性的暴行を加え、監禁した疑い)があって逃げた」と主張した。彼は続いてこれまでの行動を問う質問に「空き家でラーメンを食べていただけ」と淡々と述べた。

キム容疑者は取材陣が質問する間、終始頭を上げなかった。イさんと遺族らに謝罪の言葉は一言もなかった。警察は前髪を長く垂らした顔をマスクや帽子で隠さずに取材陣にそのまま公開した。警察によればキム容疑者は検挙後、一言も話さず、心理的恐慌状態に陥っている。



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