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政治的窮地に追いこまれ、原発受注に突破口求めるサルコジ大統領

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ニコラ・サルコジフランス大統領が自国の原発輸出を促進するために腕を捲り上げた。

彼は 8日、パリで行われた原発活性化のための国際会議で、原発の安全性評価を含めた6つの案を提案した。サルコジ大統領は基調演説で▽世銀(IBRD)とヨーロッパ復興銀行(EBRD)など国際金融機関の原発建設資金融資▽原発専門人材養成--などを主張した。また▽原発安全性の評価順位発表▽核燃料供給の安全性確保も力説した。「今、世界は原子力発電のルネサンスにある」とし「地球温暖化などの問題を解決するためにも原発はもっと活性化されなければならない」と述べた。サルコジ大統領はフランスの原発輸出問題に対しては直接言及しなかった。しかしフランスがヨルダン、中国など海外で原発技術教育に協力しているという点を著しく示した。

一方、サルコジ大統領のこのような提案は、原発受注に関してフランスの立場に有利な事案が含まれている。細かく見るとフランスが比較的優位にある部分が集中的に強調された面があるのだ。このため、一部ではアラブ首長国連邦(UAE)原発受注で韓国に敗れ、政治的窮地に追い込まれるとこれを取り返すためのサルコジ大統領の戦術という解釈もある。


この会議に出席した韓国代表は「サルコジ大統領の発言はUAEにフランスより20%安い価格を提示した韓国の原発の安全性が低いという印象を与え得る。しかし韓国原発も国際的に安全性を認められている。価格の違いは主に工事期間で発生した」とする。「安全性問題は相対的比較よりは客観的基準を満たすのかどうかに主眼点を置かなければならない」と指摘した。

フランスの主導で行われたこの会議には60カ国の高位級関係者が出席した。韓国からはキム・ジョンヨンエネルギー資源大使とヤン・ミョンスン韓国原子力研究院長らが出席した。





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