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【社説】ロシアは極右派の人種主義的野蛮を清算せよ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
研修中だった韓国人大学生がロシア青年たちから集団暴行を受け死亡してから3週間もたたずに韓国留学生が再び凶器で重体になる事件がおとといモスクワで発生した。仮面をかぶった2人の男が留学生シム某さんに接近、そのうちの1人が刃物で首の部位を刺して逃げたという。衝撃と怒りを超えてロシアに対する恐怖が先に立つ。ロシアが、公権力が正常に作動する法治・文明国家なのか深刻な疑問を申し立てざるを得ない。

極東アルタイ国立師範大に短期研修中だった光州の交換留学生カン某さんがアルタイ州バルナウル市でスキンヘッドと推定される現地青年3人に理由なく殺されたのが先月15日だった。それからわずか20日でこんな不祥事がまた発生した。2005年サンクトペテルブルクで10代韓国人留学生2人が凶器で刺され、2007年には韓国人留学生が集団暴行を受け治療を受けたが、死亡した。昨年は短期語学研修中だった女子大生が火傷を負わされる事件にあっている。これでは偶発的犯行とは見にくい。韓国人留学生を狙った組織的テロの試みがあると思わなければならない。

ロシア政府は再発防止に最善を尽くすと言うが、もう口先だけではいけない。徹底的かつ迅速な捜査で犯人をつかまえて法の審判台に立たせるべきだ。韓国人留学生と同胞保護のための格別の対策も出さなければならない。政府も最大限強力に対応すべきだ。李明博(イ・ミョンバク)大統領がドミートリー・メドヴェージェフ大統領やブラジミール・プーチン首相に直接電話をかけて対策用意を促す案も積極的に検討する必要がある。


昨年、ロシアではスキンヘッドがかかわった215件の犯罪が発生し、74人が死亡、280人が負傷した。極右的人種主義が幅を利かせたこんな国に誰が投資をして、留学をさせるか。ロシアは問題の深刻性をきちんと認識して国家イメージに泥を塗る人種主義的野蛮行為根絶を最優先の国家課題にしなければならない。





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