これと関連し、２日、上院商業・科学・運輸委員会の公聴会でトヨタの内山田竹志技術担当副社長は「電子制御装置（ＥＴＣＳ）にはいかなる問題もない」と繰り返し強調した。

公聴会では、トヨタの内部ですでに０６年から品質に関する問題提起があったが、トヨタがこれに徹底的に対処できなかったという指摘もあった。 ロックフェラー委員長はこうした内容のトヨタ内部文書を公開し、「品質で有名だったトヨタが安全性の落ちる車を作り出している」と批判した。

トヨタは危機脱出のためにあらゆる努力をしている。 トヨタ経営陣はスイス・ジュネーブで開かれたモーターショーでヨーロッパの顧客に対してもう一度謝罪した。 フォミカ欧州トヨタ副社長は「顧客が経験したすべての不便についてお詫びする」と述べた。


前日１３０万台のリコールを明らかにしたＧＭも事情がよくない。 ＧＭは「今回のリコールはトヨタが株式を保有する部品会社のため」とそれとなくトヨタの責任に言及した。 先月ＧＭは米国で１４万１９５１台の車を販売した。 しかし同じ期間、フォードの販売台数は１４万２２８５台と、ＧＭを上回った。 １２年ぶりの逆転だ。 フォードの販売台数は１年間に４３％増えた。 トヨタ車は１０万２７台を販売し、前年同月に比べて販売台数が８．７％減った。 代表車種のカムリ中型セダンは販売減少率が２０％に達した。

一方、米国政府は急発進事故を防ぐために、すべての車に二重制動装置を義務付ける案を検討中と明らかにした。 加速ペダルとブレーキに同時に力が加われば自動制動する「ブレーキオーバーライド」システムだ。



世界自動車市場に‘リコール津波’（１）

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