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「ソウルと世界の市民に市政をもっとたくさん開放し、人々の参加を引きださなければならない」--。
世界的な未来学者と同時にトレンド専門家といわれるドイツのマティアス・ホルクス博士(55)が世界的なデザイン都市に成長するのに必要なものとしてソウル市に提案した内容だ。
ホルクス博士は「未来には人間の本性を理解するデザインが重要なだけにデザイン都市のため人々に参加させなければならない」と強調した。
ホルクス博士はドイツ、イギリス、オーストリアで未来研究所を運営し「テクノロジーの終末」「未来に集中せよ」「未来を読む8つの条件」を含む多くの著書を発行した。
彼は現在、オーストリア首都ウィーンの外郭に家と研究所を兼ねた「未来の家」(futurehouse)を建てている。今後、家族と一緒にそこに居住して未来型の生き方とデザインを直接体験するためだ。先月末に行われた世界デザイン都市サミット(WDC)参加のためにソウルを訪問したホルクス博士に会った。
--「未来の家」はいつ完工するか。
「今年5月に引越す予定だ。構想だけ3年をし、工事は昨年始めた。家族と一緒に住む家と同時に、オフィスだ。こちらで新しい未来型技術と空間をデザインして実験しようと思う」
--未来の家はどんな姿か。
「全面積250平方メートルに小さな宇宙船の形に作っている。ソファはナノ技術で作った新素材に空気を満たして指2本で容易に移せるようにした。各種技術を利用して家が自らエネルギーを生産することができるようにする計画だ。空間を4つに分けて考え、愛、友達、子ども、疎通のための空間として名付けた。未来の家族像を映した空間だ」
--未来研究所でする仕事は。
「未来市場を訪れようとする会社の鏡の役割だ。考えの転換ができるよう刺激を与えるのが我々の仕事。3カ国にある事務所では心理学・統計学・システム理論など多様な専攻の35人の職員が仕事している」
未来学者「ソウル、デザイン都市として成功するには…」(2)
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