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「ヨナを見ていると、娘の成長を見ているような満たされた気持ちになる」。キム・ヨナ(20、高麗大)を‘フィギュアクイーン’に育てたブライアン・オーサー・コーチ(49、カナダ)。1日(日本時間)、フェアモント・ホテル・バンクーバーのラウンジでオーサー氏に単独インタビューをした。
この日はちょうどバンクーバーオリンピック(五輪)の最後の競技、米国-カナダのアイスホッケー決勝戦が行われた日だった。KOREAのユニフォームを着たオーサー氏はロビーの大きなテレビを見ながらカナダを熱烈に応援した。オーサー氏は「カナダがアイスホッケーで勝ったことよりも、キム・ヨナが五輪で金メダルを獲得したことのほうがはるかにうれしい」という言葉も忘れなかった。
♯また韓国選手を教えたい
キム・ヨナの‘生涯の夢’と話していた五輪が終わった。3月出場予定の国際スケート競技連盟(ISU)世界選手権大会(トリノ)が終わった後も、銀盤のキム・ヨナの姿を見ることができるのだろうか。
オーサー氏は「五輪の前、ヨナはスケートを続けたいと話していた。しかしチャンピオンになった後、気持ちが変わったかもしれない」とし「もしヨナが私に将来について相談を持ちかけてくれば、『アイスショーであれ競技であれスケートをしたいという気持ちを持ち続けてほしい』と言いたい」と述べた。
オーサー氏は「いつか機会があれば韓国選手をまた教えてみたい」と話した。「韓国の幼いフィギュア選手の技術が大きく向上した」とし「今回の五輪で見たクァク・ミンジョンも非常に印象深かった。いつか機会があれば教えてみたい選手」と語った。
♯韓国フィギュアファンが名付けてア‘パパスマイル’
五輪に2度も出場したオーサー氏はキム・ヨナに柔らかく接してきた。キム・ヨナが緊張したり不安を感じたりすれば、静かに自分の経験を聞かせて励ました。オーサー氏は「ヨナは練習を頑張るスタイルなので怒る必要がない。私はただそばで動機付けをする人だ」と謙虚に語った。
キム・ヨナが競技する時、オーサー氏はリンクの外で終始笑顔で眺めている。最近、フィギュアファンはこれを「パパ・スマイル」と呼んでいる。これについてオーサー氏は「キム・ヨナを安定させるために笑う。ヨナは私を見ながら競技するので、緊張を和らげるために笑みを浮かべる」と話した。オーサー氏は「韓国ファンがコーチまで尊重する姿が有難く、印象深い」と語った。
オーサー氏「キム・ヨナの次の目標はトリプルアクセル」(2)
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