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「金正日委員長の訪中後に6カ国協議再開の可能性」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
外交消息筋「朝中が交渉中」

早ければ今月中に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が訪中し、その直後に6カ国協議が再開される可能性が提起されていると、外交消息筋が1日伝えた。

消息筋は「中国が先週訪中した魏聖洛(ウィ・ソンラク)韓半島平和交渉本部長と米国のボズワース北朝鮮担当特別代表に対し、先月9-13日に訪中した金桂寛(キム・ケグァン)外務次官との協議で出した構想を詳細に説明した」とし「特に中国は自国の観点で韓米と北朝鮮が6カ国協議再開をめぐりお互い受け入れが‘可能なこと’と‘不可能なこと’を韓米側に詳しく提示した」と述べた。


また「中国は再び北朝鮮と6カ国協議再開のための最終交渉に入った状態で、韓米は結果を待ちながら北朝鮮の決断に圧力を加えている」とし「特に中国が北朝鮮との交渉を妥結すれば、金正日委員長が近いうちに中国を訪問することになり、これはその後すぐに6カ国協議が再開されるという確実な信号になるだろう」と付け加えた。

これ関し、中国東北地方を訪問中の金英日(キム・ヨンイル)北朝鮮労働党国際部長の動きが関心を集めている。金部長は先月27日、遼寧省を訪れ、王珉遼寧省書記と鴨緑江(アムノッカン)流域開発案について議論した後、翌日には吉林省を訪問し、孫政才吉林省書記と中国国務院が最近確定した「長吉図(長春-吉林-豆満江)開放先導区」事業共同案を議論したと、中国メディアが伝えた。

金部長の東北地方訪問は金正日委員長の訪中のための事前踏査という分析も出ている。金委員長がかつての訪中で東北地域を訪れたことがないうえ、以前とは異なる健康状態を考慮すれば、過去のように中国の沿岸・南部地域ではなく朝中経済協力の核心対象である東北3省一帯を訪れるという観測が出てきている。

外交消息筋は「6カ国協議再開問題をめぐり韓米間に隔たりは全くなく、両国は同じ位置にいる」とし「ボズワース代表が訪中日程を1泊2日と短く設定してすぐに韓国を訪れたのは韓米協調がうまくいっていることを表すものだ」と指摘した。



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