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韓国は27日(日本時間)、パシフィックコロシアムで行われた2010バンクーバー冬季オリンピック(五輪)ショートトラック最終日の競技で銀メダル2個と銅メダル1個を追加した。韓国は今大会で金メダル6個・銀メダル6個・銅メダル2個の計14個のメダルを獲得し、06年トリノ冬季五輪のメダル11個(金6・銀3・銅2)を上回った。
しかし歴代最多金メダル獲得には失敗した。この日、期待されていたショートトラック500メートルと5000メートル男子リレーで金メダルが出なかったからだ。大会全体を見ると、質的な面で大きな成果を上げた評価されている。これまでショートトラックでのみ出てきたメダルが他の種目でも出てきた。
韓国はトリノ五輪で、ショートトラックのアン・ヒョンスとチン・ソンユが男女3冠王になったことで金メダル6個を獲得し、国家別総合順位で7位に入った。だが、その他の種目ではスピードスケート男子500メートルでイ・カンソクが獲得した銅メダルが唯一だった。今大会前まで記録した歴代冬季五輪の金メダル17個はすべてショートトラックから出たものだった。
韓国は今回のバンクーバー冬季五輪で初めてスピードスケートの3種目を制し、韓国冬季五輪の新たな地平を開いた。大会初日の14日、イ・スンフンがスピードスケート男子5000メートルで予想外の銀メダルを獲得し、好スタートを切った韓国は、16日には期待株モ・テボムが男子500メートルでスピードスケート史上初の五輪金メダルを獲得し、雰囲気を盛り上げた。
その翌日には女子500メートルでイ・サンファ(21、韓国体育大)も金メダルを獲得し、韓国は冬季五輪史上初めて男女500メートル同時制覇を達成した国になった。23日には最初のメダルを取ったイ・スンフンが男子1万メートルで優勝した。
韓国のメダルレースは26日、パシフィックコロシアムで行われたフィギュアスケーティング女子シングルで絶頂を迎えた。キム・ヨナは完ぺきな演技で歴代最高点の228.56点を受け、金メダルを首にかけた。
伝統的に強いショートトラック種目は金2・銀2・銅2個にとどまり、06年トリノ大会に比べて金メダルの数とメダル数が減った。しかし韓国はメダル獲得種目の多角化で全体のメダル数が増え、冬季五輪の歴史を新しく刻んだ。
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