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「YFソナタ」の欠陥の実体は? なぜ今ごろリコール?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 現代(ヒョンデ)自動車が24日、国内外の新型「YFソナタ」5万台を対象にリコールを発表したが、いくつか疑問点が出てきている。 まずドアロックの欠陥が正確にどういう内容かという点だ。 現代車は昨年末にこの欠陥を確認して部品まで変えたが、今になってリコールに踏み切った。

ソウル株式市場で現代車株は24日、前日比3000ウォン(2.56%)安となったが、25日は安定を取り戻し(終値11万4000ウォン)、衝撃から抜け出した雰囲気だ。 産業研究院のイ・ハング機械産業チーム長は「米国でドアロック問題が見つかった車はわずか2台と伝えられているうえ、国内ではすでに問題点を把握し、違う部品を使用しているだけに、品質イメージに打撃はないだろう」と述べた。

◇どんな欠陥?=現代車は誤作動の原因について、「ドアラッチ」(door latch)という部品の異常と説明している。 YFソナタは、運転手の便宜のために運転席のドアがロックされた状態で内部のレバーを引くと、自動でロックが解除されるように設計されている。 しかし運転手のミスまたは別の理由からロックされた状態でレバーを引いてドアを開けた場合に問題が生じる。 ロックされた状態でドアを開けた後、ドアを閉めようとすると、ロック装置が押されきちんと閉まらないということだ。


現代車側は「ドアがきちんと閉まらない場合、手でロックを解除すると元通りになる。ドアがきちんと閉まらなければ警告灯がつくので、ドアが開いた状態で運転する可能性はほとんどない」と説明した。 匿名を求めた自動車部品研究院の関係者は「車ごとに構造が異なるため正確には分かりにくいが、YFソナタのドアロックは設計自体に問題があったようだ」と述べた。

◇欠陥はいつ確認?=現代車は「国内では昨年9月の発売後12月6日の生産分(約4万6000台)までがリコール対象」と発表した。 12月7日以降の製造車には問題がないドアラッチを取り付けたということだ。 結局、この時期に現代車がドアラッチの問題点を確認し、12月7日以降の生産分から改善措置を取ったということだ。

これに関し現代車の関係者は「当時は安全に大きな影響を及ぼすリコール懸案ではなく、一般的な品質問題だと判断した」とし「しかしトヨタのリコール問題で消費者の関心が高まり、より積極的に対応するため安全問題に格上げしてリコールに踏み切った」と説明した。

◇どのようにリコール実施?=現代車はリコール対象車のドアラッチ部品を丸ごと取り替える計画だ。 前方ドアを外してドアラッチを交換するには1時間ほどかかる。 現代車の関係者は「部品さえ取り替えればドアロックは正常に作動する」とし「YFソナタ以外の車種には別のドアラッチ部品が入るため問題はない」と述べた。



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