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「今やっと顔よりは演技を見てくれます。“ハンサムだね”と言われるより“演技がうまいね”という言葉をどれだけ聞きたかったか分かりません」--。
KBS2「推奴」に会う前、オ・ジホ(34)はかわいくて、弱く見える男だった。MBC「ファンタスティックカップル」と「僕の妻はスーパーウーマン」でもオ・ジホは素敵な男というよりは「かわいい」男に近かった。彼が男のにおいがする「推奴」の中のソン・テハ役で注目されている。彼に先週、ソウル三清洞のカフェで会った。
時代劇の選択が意外だという言葉に彼はこう返事した。「私も時代劇には自信がなかったんです。顔も、声も時代劇には合わないようで悩みました。普段見ない時代劇を進んで見ながら練習しました」
人気は急上昇した。「数年前、所属事務所で私のサイン用紙を作ったんですよ。それまでは何枚も書かなかったのに『推奴』のおかげで品切れにまでなってしまいました」
人気のバロメーターはCM。数件広告契約に至りそうだという。こんな人気に喜んだりしたが、オ・ジホは演技の幅を広げたという点を強調する。顔に集まっていた関心が演技に移ったのだ。
「顔のせいで役が限定されていたんです。ロマンチックコメディー専門俳優という先入観ももたれるようになりました。『私だってうまくやれるのに…』という思いが大きかったです。ハンサムだったという話しか聞こえなくて悔しかったが、ソン・テハ将軍には本当にありがたいと思います」
オ・ジホを含めた「推奴」の中の男優たちが映画「300」の主人公たちのように腹筋に気を使ったことも広く知られたエピソード。序盤にはチョゴリ服の結び紐を解いて登場し、チョコレート腹筋を見せた。「このごろは服の結び紐を巻いて出演し、ダイエットを怠ったんですよ。ところで16話でテギル(チャン・ヒョク)と戦う場面でまた腹筋を公開しなければならない。そのシーンのために先週2日間、空腹で過ごしました。脚本を見ていて、チャン・ヒョクさんと驚きました」
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