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トヨタ波紋で学習効果を得た現代車…米メディア指摘に直ちに「リコール」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 現代・起亜(ヒョンデ・キア)車の鄭夢九(チョン・モング)会長は米国出張中、「YFソナタ」ドア開閉装置の欠陥について報告を受けた。

23日(現地時間)、鄭錫洙(チョン・ソクス)現代モービス副会長ら役員陣30人とともに米ロサンゼルス空港に到着した直後、米国自動車専門紙(オートモーティブニュース)の「YFソナタ」ドア開閉装置欠陥報道に接した。

近隣ファウンテンバレーにある現代車米国法人(HMA)に向かった鄭会長は詳しく報告を受け、激しく怒りを表したという。現代車がこうした問題に事前に対応せず、米メディアが先に報道したからだ。


この日の会議に出席したある関係者は「品質問題に関しては絶対に譲らない会長は、報告を受けた後、『なぜこういうことが起きたのか』と強く叱責した」と伝えた。

米メディアは、トヨタに続き外国企業の品質を隅々まで暴く姿勢だ。特に米ビッグ3(GM・フォード・クライスラー)の苦戦は日本・韓国などアジア自動車企業の躍進から始まったものと認識している。この5年間、現代・起亜車は米国で毎年、広告販促費を30%以上増やしている。

米国現地では、トヨタのリコール問題が現代・起亜車品質問題に広まる場合、相当な衝撃になるという観測も出てきている。自動車評論家のシム・ジョンテク氏は「現代・起亜車が国内消費者の意見に耳を傾ければ米国内の品質不良問題を事前に解決できるはず」と述べた。

◇YFソナタ=現代車が昨年9月から販売している中型セダン。‘第5世代ソナタ’と呼ばれるにこの車は05年から4500億ウォン(約380億円)の開発費が投入された。スポーツカー形態のデザインや中型車では優秀な2等級燃費などで人気がある。今年1月末までに7万5200台が売れている。当初は購買契約から納車まで3カ月ほどかかったが、現在は1カ月に短縮されている。



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