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【社説】遠くで飛躍、近くでもたつく李大統領

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク)大統領が成就と試練の中で明日、執権3年目を迎える。韓国は現在、先進国の入口に立っている。李大統領が成功といえる大統領になるかはこの入口を通過するのにこの上なく大きな影響を及ぼす。大統領は2年の功績を冷静に評価して教訓を刻み、残された3年に臨まなければならない。

李大統領の時代的課題は2つだ。1つは進歩政権10年間で崩れた国家アイデンティティと法・原則・秩序を正すことだ。南北関係も原則の盤石の上で新たな滑路を模索しなければならない。もう1つは堅調な経済を構築し、社会・福祉・教育などで先進化の礎石を置くことだ。

「国家再建」で李大統領は序盤少なくない試行錯誤を繰り返し失点した。初の内閣は道徳性混乱に包まれ、2008年4月の総選公認波動は執権勢力を2つに割った。凝集力は弱くなり、狂牛病ろうそく事態が起こると政権は大きく揺らいだ。李大統領は無秩序と暴力に政権の心臓部を明け渡して青瓦台後方の山に行った。


しかし 李大統領は国民を失望の中に残しておかなかった。党政の戦列を整備して政権の復元力を可動させた。世界経済危機にあって李大統領は「仕事をする大統領」の特長を見せてくれた。李政権は時代の課題で成就を記録し始めた。双竜車問題と鉄道ストなど、各種不法行為を原則で処理しながら法と秩序を確立していった。原則的な対北政策もひとまず軌道に乗せた。金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の逝去政局とメディア法の波動などを通じて反対勢力は政権を試した。しかし政権は揺らがなかった。政府の主導と民間の努力で韓国は先導的に経済危機を脱出している。経済協力開発機構(OECD)30カ国の中で昨年プラス成長は韓国とオーストラリアだけだ。グリーン成長でも韓国は世界の注目を集めている。こうした成就が重なって韓国はG20の議長国になり、400億ドル原発受注という新しい地平を開いた。

李大統領は遠くで成功し、近くで失敗した。李大統領は政権内部の団合を通じて動力を極大化しなければならなかった。しかし大統領は朴槿恵(パク・クンヘ)元代表を包みこめなかった。非主流公認虐殺の影響で「国政のパートナー」の約束は壊れた。執権勢力には深い溝ができた。この溝がなければ牛肉ろうそく事態時の李大統領がそのように、一方的にやられなかったのだ。そして世宗市修正がこんなに崖っぷちに立たされることもなかっただろう。

これから3年目が始まる。李大統領の前には山積みの課題が置かれている。G20会議も成功させなければならないし、薄氷の上にある北朝鮮政権も安定的に扱わなければならない。教育改革、4大川事業、世宗市、財政赤字緩和、働き口創出など宿題が多い。今からでも遅くない。ひびがたくさん入ったが鏡は完全に壊れたのではない。李大統領は外の挑戦に応じるために内部の団結を進めなければならない。外治と内治は、成功という鳥の2つの翼だ。内治の成功なしに成功した大統領はない。李大統領は氷上トラック5周のうちやっと2周を回った。メダルの色は残った3周で決まる。





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