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月144時間の殺人的残業、服従を強要…日本人が暴いた『トヨタの闇』

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 トヨタ自動車のリコール問題について、日本では「世界1位になったトヨタに対する牽制心理が作用した」という見方が強い。

しかしすでに07年、日本の独立インターネット新聞マイニュースジャパン(My News Japan)がトヨタ内部の矛盾と品質軽視風潮を暴いた本を出していた。トヨタの問題が昨今のことではないということだ。

この本が国内で『トヨタの闇』という題名で最近翻訳・出版された。『トヨタの闇』は過酷な勤務条件と危険な工程、服従を強要する硬直したシステムなど、トヨタの陰の部分を取り上げている。


マイニュースジャパンの代表で編集長の渡邉正裕氏をはじめとする4人の記者は、本が出版されるまでの3年間、約200人のトヨタ職員に会った。トヨタで働いて過労死した社員の妻、協力会社、労働組合の職員、偽装請負の内部告発者の生きた声が記述され、重みが感じられる。

「死亡する前、夫は夜通し働き、夜が明けてから退勤することが多かった」(過労死した30歳職員の夫人)、「トヨタは厳格というよりも全体主義でファッショだ」(労組職員)、「隔離された作業場、洗脳的教育、厳格な規律を見ていると、トヨタは小さな北朝鮮のようだ」(退職職員)。

日本国土交通省の資料によると、01-05年にリコールされたトヨタ自動車は計525万台で、日本で最も多かった。月144時間にのぼる過酷な残業と業務以外のさまざまな小グループ活動、非人間的な海外支社運営などのため品質が低下した結果だという。この本には最近の大量リコールの原因になった加速ペダル欠陥問題も出てくる。トヨタの危機を3年前に予想していたということだ。



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