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個人の私生活を犠牲にしてメダルに向けて苦労する選手たちにとって、母親は最高のパートナーだ。
#女王を育てた女王の影
「ストレスを解く対象がなく、母親とけんかするだけけんかした。母も大変だっただろう…」(キム・ヨナ自伝「キム・ヨナの7分のドラマ」より)
キム・ヨナの母親であるパク・ミヒさん(51)は24時間、娘と一緒に過ごす。バンクーバーでも例外ではない。パクさんは「フィギュアの女王」を作った女王の影になり、キム・ヨナにとってオリンピックのメダルはそんな母親に与える最高の贈り物だ。
2008年3月、スウェーデンのイエーテボリ世界選手権時、キム・ヨナは股関節の負傷で苦労した。キム・ヨナは痛み止めまで打って試合に出たが、ショートプログラムで5位に止まった。当時、キム・ヨナは涙を見せなかった。パクさんはそんなキム・ヨナを「ヨナはがっかりした様子を見せる子ではありません。私の前では笑います。だまされているのかもしれませんが」と言って涙を流した。
7歳のキム・ヨナがスケートを始めたころ、コーチはパクさんに「お母さん、さまざまな面で大変ですが、後押しできますか」パクさんは何も考えず「OK」を出した。バンクーバー五輪はパクさんがキム・ヨナを支えてきた13年の歳月が実を結ぶ舞台であり、キム・ヨナもこれをよく知っている。
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