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日本プロ野球ヤクルト・スワローズの林昌勇(イム・チャンヨン、34)が今シーズンの目標に「日本通算100セーブ」挑戦を打ち出した。林昌勇は18日、沖縄浦添球場で行ったインタビューで、「過去2年間で61セーブを収めたが、今年は100セーブまで行きたい」と語った。
日本進出後150キロ台の速球を武器に全盛期並みの球威を取り戻した林昌勇は、初年の08年は33セーブ(1勝5敗)、09年は28セーブ(5勝4敗)をマークした。100セーブを達成するためには39セーブを収めなければならない。過去2年を大きく上回る数字だ。
100セーブは宣銅烈(ソン・ドンヨル)現三星(サムスン)監督も日本で成し遂げていない記録だ。宣監督は中日で4シーズン(96-99年)プレーし、日本で通算98セーブを記録した。宣監督は97年、シーズン最多となる38セーブをマークした。
林昌勇は「昨年は3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するためコンディションを慌てて高めた。今年は徐々に体を作っている」と話した。最近は横っ腹に痛みを感じ、ややペースを遅らせた。
林昌勇の通訳シン・ジュンモ氏は「林昌勇が23日、金泰均(キム・テギュン)がいる千葉ロッテとの練習試合で1イニングを投げる計画」と説明した。この日がスプリングキャンプ初登板となる。
林昌勇は「今シーズンは石井弘寿が復帰する。抑え投手を奪われたくない」と語った。左腕の石井は06年第1回WBCアジアラウンドの韓国戦で李承燁(イ・スンヨプ)に逆転決勝ツーランを浴びた投手。肩の手術でこの3年間1軍登板がなかったが、昨年は2軍で最高球速147キロをマークした。石井はセットアッパーとして活躍する見通しだ。
林昌勇は今シーズンがヤクルトとの契約最終年となる。林昌勇は「今は契約について気にしていない。野球が重要だ」と話した。また古巣チームについて「三星も韓国で優勝し、ヤクルトも日本で優勝できればいい」と語った。
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